Webライターをやっていると
「Webライターは儲からない」
という話を聞きます。
どんな副業でも、
「すでにオワコン」
「稼げなくなっている」
なんて話はよく出てきます。
では、実際にWebライターは儲からない副業なのでしょうか。
私自身、Webライターで10年くらいやっていましたが、
「まだまだ稼げる」
と感じている副業でした。
一方で、今はやめて副業としてはブログに専念しており、
「Webライターで稼ぐためにはいくつか条件があるな」
と感じています。
ちなみに違いとしてはこちらを参考にしてみて下さい。

今回は、Webライターが儲からないと言われる理由に加えて
「どういう条件なら稼げるのか」
を見ていきます。
加えて、Webライターがブログをやっていくことのメリットについても見ていきます。
正直、きちんとWebライター時代にブログをやっていれば・・・と思う事もあります。
そのため、私自身の後悔も含めてお話できればと思います。
Webライターが儲からないと言われる理由
まずは、Webライターが儲からないと言われる理由から解説していきます。
低単価案件が多い
低単価案件が多いことが、Webライターが儲からないと言われる大きな要因です。
初心者向けの案件は特に単価が低く、1文字0.5円以下の仕事も珍しくありません。
仮に1文字0.5円だったとすると、毎日1万字(原稿用紙25枚分)を書き続けたとしても、月15万円の収入です。
毎日1万字は、かなりのハイペースで、それだけやっても本業収入には遠く及ばないとなれば、世間一般的には
「儲からない」
と感じられるのも無理ないでしょう。
ちなみに、ChatGPTが出てきてから、
「生成AIを使っての依頼。1文字0.1円」
みたいな案件も見かけるようになりました。
そうなると、先ほどと同じだけの量の記事を作っても、2万円にも満たない収入しか得られない計算になります。
競争が激しい
Webライターは未経験から始めやすい仕事であるため、ライバルが非常に多いのが特徴です。
実際、私自身もスキルや知識がないところからWebライターを始めており、更に言うと
・在庫を持たなくて良い
・サーバーなどの固定費が無い
という様に、他の副業に比べてもスタートする際のハードルが圧倒的に低い。
そのため、ライバルも参入しやすいというのが現実です。
その結果クラウドソーシングサイトでは、1つの案件に対して多数の応募が集まり、価格競争になりやすく、報酬が下がる要因となります。
案件獲得のハードルが高い
実績が少ないと、高単価案件に応募しても採用されにくいのが現実です。
多くのクライアントは、ライターの過去の実績を見て発注するため、初心者はなかなか良い案件を獲得できません。
私の場合は、自分がシステムエンジニアであることもあり、
「IT関連記事」
であれば、それなりに高い案件に参画できました。
また、それ以外の案件も私自身が副業をしていた経験を活かせる案件だったりと、「全くの未経験ではない」という案件でした。
そういうものが無い人(少なくともライターの案件として存在するものの中に)にとっては、高単価の案件の獲得は非常にハードルが高いです。
スキルアップしないと単価が上がらない
単純に記事を書くだけでは、収入が頭打ちになりやすいです。
SEOやセールスライティングのスキルを身につけることで、より高単価な案件を獲得しやすくなります。
が、中々それを実践を通して
「自分のスキルとして評価できる」
というのが難しいです。
実際、複数人が記事を書いているサイトで、自分の記事がハネても、それが自分の記事のクオリティのおかげなのか、クライアントがSEO対策をしたのかなど、評価の方法が難しいです。
そのため、スキルアップを実感しにくいというのも、単価を上げにくい要因の1つとして考えられます。
AIの登場で需要が変化している
少し触れましたが、近年ChatGPTをはじめとするAIライティングツールの進化により、Webライターの需要が大きく変化しています。
特に、簡単な情報記事やリライト案件は、AIによって自動生成されることが増え、低単価化が進んでいます。
また、クライアント側も
「まずはAIに書かせてみて、不足部分だけ人間が補う」
という方針を取るケースが増えており、従来のような
「単純に文章を作るだけのライター」
では価値を提供しにくくなっています。
AIが普及したことで、ライターにはより高度なスキル(専門知識、SEO、マーケティング視点など)が求められるようになりました。
単純な記事作成ではなく、AIを活用しながら独自の視点や専門性を加えられるライターが生き残りやすくなっています。
これも、儲からないと言われる1つの理由でしょう。
実際、ChatGPTの登場から案件の依頼内容はガラッと変わった様に思います。
趣味系のジャンルは低単価が多い
趣味系のジャンル(アニメ、漫画、ゲーム、旅行、ペットなど)は、一般的に低単価案件が多い傾向にあります。
理由としては、こうしたジャンルは参入障壁が低く、多くの人が書けるため、単価が上がりにくいことが挙げられます。
また、趣味系のコンテンツは広告収益が伸びにくいため、クライアント側もライターに高単価を支払う余裕がないことが多いです。
このため、趣味系ジャンルだけで稼ぐのは難しく、
「初心者であっても簡単に稼げる仕事」
ではなくなっているのも事実です。
実際Webライターをしてみてわかった『稼げる条件』
前述のように、一般的には
「儲からない」
と言われつつあるWebライターですが、私自身がやっていた経験も踏まえると
「まだまだ稼ぐことは可能」
というのが本音です。
実際、Webライターをやめてまだ1年ほどですが、その前は月に40万円ほどを副業として稼ぐことができていました。
ちょうどChatGPTが話題になった後ですので、時期が良かったと言えばよかったのですが、それでも条件次第で稼げると感じています。
良いクライアントを見つけたら稼げる
低単価の案件ばかりでは稼げませんが、良いクライアントと継続的に取引できれば、安定した収入を得ることが可能です。
私の場合は、1つのクライアントから文字単価2円で4年ほど案件をもらっていました。
更に、このクライアントは
「記事数に制限はない。書いたら書いただけ支払う」
という形式でした。
そのため、自分の時間が空いているところは全て執筆に当てていたくらいです。
この様に、長期で良いクライアントとお仕事をさせてもらえれば、Webライターで稼ぐことは十分に可能です。
得意ジャンルが稼げるジャンルならいける
金融、IT、医療、美容など、専門知識が求められるジャンルは高単価案件が多いです。
自分の得意分野がこうしたジャンルと合致していれば、初心者でも比較的高い報酬を得ることができます。
特に私はIT業界で今も働いているため、
・現場のリアルな話
・体験談
を直接記事に活かすことができていました。
更に言うなら、Webライターで収集した情報を本業にも活かすことができました。
そうなると、本業で評価され、更に情報が集まりやすい環境になります。
この好循環が生まれていた事は非常に大きいです。
この様に、本業と副業がリンクするような場合や、
「趣味自体が、専門性が高くて高単価案件がある」
という場合には、Webライターで稼ぎやすいと考えられます。
案件の自由度が高ければ稼げる
案件の自由度もWebライターの収益には重要です。
私の場合は、前述のように記事数は制限がなかったのですが、加えて
・文字数の制限なし(書いた分支払う)
・キーワードは自分で考えて選べる
・記事の修正依頼はほぼなし
・画像も1枚あたりで支払う
・過去の記事のリライトにもお金を払ってくれる
という好条件でした。
この様に、かなり自由度が高い案件でした。
自由度の高い案件だと、例えば
「書きにくいキーワードの記事は後回しにして、書きやすいのを優先する」
というように、記事数を量産することが容易です。
結果、稼ぎやすかったわけですが、こういった案件を見つけられるとWebライターとして活動しやすいでしょう。
AIと共存することで可能性が広がる
AIの発展によって単純なライティングの仕事は減っていますが、AIをうまく活用できるライターは新たなチャンスをつかめます。
例えば、AIを使って記事の下書きを作り、人間が編集や付加価値を加えることで、高単価な仕事につなげることができます。
また、AIが苦手な「独自の経験談」や「専門的な深掘り記事」を書けるライターは、今後も需要が高まるでしょう。
「AIに取って代わられる」ではなく、「AIを活用してより高品質な記事を作れるライター」になることが重要です。
Webライターが稼ぐにはブログを活用するのが良い
Webライターが、やり方次第で稼げる事はお話してきましたが、今回の記事ではその1つの方法として
「ブログを活用するのが良いのではないか」
というお話をしたいと思います。
実績を作りやすい
Webライターとして高単価な案件を獲得するには、実績が重要です。
しかし、初心者のうちは実績がないため、高単価案件に応募しても採用されにくいのが現実です。
そこで、ブログを運営することで
「自分の書いた記事」
を実績として提示できるようになります。
クライアントに「このブログの記事はすべて自分が書きました」と伝えれば、ライティングスキルを証明しやすくなり、案件獲得のハードルが下がります。
これは、書いてきた案件の場合は、クライアントに許可が必要ですが、
「〇〇というキーワードを想定した架空の記事」
ということであれば、問題なく作ることができます。
いわゆるポートフォリオとしての使い方ができるのが、ブログです。
SEOの実践が可能
高単価案件を狙うなら、SEO(検索エンジン最適化)の知識は必須です。
どんな記事でも通常は
「SEOで検索上位に上げたいからWebライターに依頼する」
のです。
そのため、SEOができるライターは需要が高く、1文字2円以上の案件も受注しやすくなります。
ブログを運営すると、検索流入を増やすためにSEOの知識を学び、実践する機会が増えます。
クライアントに対して「SEOを意識した記事が書けます」とアピールできると、高単価案件を獲得しやすくなるでしょう。
特に重要なのが
「単に本を読んで知っているだけでなく、自分でブログを書いて実践して、効果が出ている」
となると、クライアント側からの心象もかなり良くなるのではないでしょうか。
ライティングスキルが向上する
ブログを継続して書くことで、ライティングスキルが自然と向上します。
特に、以下のスキルが鍛えられます。
– 読者にわかりやすく伝える力
– 文章の構成を考える力
– 読みやすい文章を書く力
これらは、どんなWebライター案件でも重要な能力である一方、
「数を重ねないと身につかない」
です。
しかし、ブログをやっていくと
「案件が取れるか否か」
に関係なく自分手動でスキルを上げることができます。
ちなみにブログで身につくスキルはこちら

権威性を高められる
ブログで専門的な記事を書き続けると、その分野における「専門家」としてのポジションを確立できます。
例えば、金融やIT、美容などのジャンルで情報発信を続けると、その分野に詳しいライターとして認識され、専門性の高い案件を獲得しやすくなります。
稼げるジャンルでWebライターをやっていく場合には、
「その分野でどのくらいの知識や経験を持っているのか」
の参考にもなるのがブログです。
これは、クライアント側からすると、提案文で
「得意です。本業です」
と言われるよりも、実際にどの程度深い知識を持ってブログを書いているかを見るほうが、確実です。
そのため、提案文の通過率は格段に上がると予想されます。
ブログ自体が収益源になる
ブログはライターとしての実績作りだけでなく、収益源にもなります。
特に、専門分野を決めて記事を書けば、SEO的にも評価される可能性が高く、収益化が見込めます。
場合によっては転職にも有利?
これは本業とWebライターのジャンル、そしてブログのジャンルが一致している場合ですが、本業の転職にも有利に働く可能性があります。
例えば、ITエンジニアがIT系のブログで発信。そしてWebライターとしてIT系の記事を書く。
そうなった時に、ITエンジニアが技術ブログを書いて、それを転職に使う事はよくある話です。
そのため、本業の転職で年収を上げることができる可能性があります。
この様に、本業とWebライター・ブログをかけ合わせると、将来の仕事に対するリスク回避に繋がる可能性があります。
まとめ
今回は、Webライターが儲からないと言われる理由や、どうすれば稼げるのかについて触れてきました。
また、ブログを活用することで、Webライターとしても1段ステップアップすることが可能でしょう。
個人的には、Webライターよりもブログの方に専念していますが、時間的に余裕があるなら両方ともやって、副業収入のリスク回避をしていくのが良いかも知れません。
このブログでは、ブログ運営に関する情報発信をしています。
是非、他の記事も読んでいただき、副業収入をアップさせて下さい。