社会人になると、どうしても勉強しない人が増えてしまいます。
学生時代には、どれだけ勉強していたとしても、社会人になるとしない人が多いのです。
では、社会人になってから勉強をしないとどのような末路を辿ることになるのでしょうか?
私自身は、本業の内容やそれ以外の面で、かなり勉強してきた方に分類されると思います。
周りと比較しても思います。
また、私の周りには勉強しない人もたくさんいて、そういう人がどうなっていくのかも見えてきました。
今回はそんな私の体験からお話ししていこうと思います。
なぜ社会人になると勉強しなくなるのか
社会人になると、勉強する機会が大幅に減る人が多いです。
では、なぜそうなるのでしょうか。
学生の仕事=勉強 という誤解
学生時代はテストや受験のために勉強が必須でしたが、社会人には強制される環境がありません。
そして、学生の仕事=勉強 という認識を持っている人も多く、反対にいうと
「社会人の仕事に勉強は含まれていない」
と考えている人が多いのでは無いでしょうか?
例えば大学生は学校生活で
90分×5コマ=7.5時間
がマックスの人が多かったです。
研究室などは別ですが、ここに多少の宿題が乗ってきます。
これは、少し残業をした会社員と同じくらいの時間であり、多くの人は
「勉強時間を仕事時間に置き換える」
と自然と考えているのではないかと思います。
結果、
「仕事をしてるんだから勉強はしなくて良い」
と思っていたりするのでしょう。
さらに、現状の仕事で特に困っていないと、
「勉強しなくても大丈夫」
と思い込んでしまいます。
このように、社会人は環境や意識の面で勉強を後回しにしやすく、それが将来的な問題につながる可能性があるのです。
精神的な負荷が高い
通常、仕事をしていると精神的な負荷が高くなります。
満員電車で体力を削られ、仕事のプレッシャーにさらされ、取引先には気を使い。。。
このように精神的な疲弊度合いが、学生時代とは桁違いです。
そのため、勉強する気力も残っていない人が多いのでしょう。
危機感が薄い
サラリーマンをやっていると
「毎日同じような仕事」
の人が多いです。
こう言った場合、自分のキャリアに対して危機感を感じない人も多いです。
仮に危機感を持っていれば、資格の勉強や副業を考える人が多いですが、そうでない場合に勉強をする意義を見出せないケースが多いです。
特に
「給料が安定して入ってくる」
という安心感が、この危機感を薄めている要因の1つでしょう。
慣れでどうにかなる仕事が多い
前述の危機感にもつながりますが、サラリーマンの仕事の多くが
「慣れでできる仕事」
だったりします。
特に、きちんとマニュアル化していたり、非属人化が出来ている企業ほど
「勉強しなくてもそのうちできるようになる」
と感じている人が多いでしょう。
これも、勉強をする必然性を感じられない理由です。
勉強しても成果にならない
サラリーマンにとって、働く理由の大半は
「給料」
です。
給料を貰えないなら仕事をしない人が多いでしょうが、この給料は
「なかなか上がらない」
と、誰もが認識しています。
勉強しても給料が上がらないから、やっても意味がないと感じる人が多いのでしょう。
社会人が勉強しないことのリスク
では、社会人になってから勉強をしないと、どのようなリスクがあるのでしょうか。
市場価値が下がる
社会人としての市場価値は、スキルや経験によって決まります。
しかし、勉強をしないと新しい知識を得られず、スキルが時代遅れになってしまいます。
特に、ITやマーケティングなどの分野は日々進化しており、学び続けなければすぐに競争力を失ってしまうでしょう。
また、転職市場においても、新しいスキルを持っている人材の方が有利です。
同じ業界であっても、学び続けた人とそうでない人では、評価に大きな差が出ます。
特に現在
「今の会社でしか通用しないスキル」
しか持っていない場合は、市場価値が大きく下がるリスクがあります。
収入が伸びにくくなる
昇進や昇給には、新しいスキルや知識が求められることが多いです。
しかし、勉強をしないと専門性が高まらず、上のポジションに昇格するチャンスを逃すことになります。
今の日本では
「給料が上がらない」
のがベースですので、普通の人以上の成果や成長が見えないと、ほとんど給料は上がりません。
私の会社でも、成果が平凡な場合の昇給額は月3000円です。
これで出世もしないとなると、22歳で就職して月20万円の給料が、60歳になっても30万円程度しかもらえないことになります。
この様に、勉強しないと生涯賃金が下がるリスクがあります。
新しいチャンスを逃す
社会の変化が激しい中、新しい技術やトレンドをキャッチアップできないと、大きなチャンスを逃してしまいます。
たとえば、AIの進化によって多くの仕事が変化していますが、学ばない人はその変化に対応できません。
私の取引先の会社でも、AIを活用して社内のナレッジ活用をしている企業もあります。
ここで、普段から生成AIを活用している人や、プロンプトについて勉強している人は、
「社内のDXチームのリーダー」
などの様なチャンスが回ってくる可能性があります。
一方で、普段から勉強していない人には、こうしたチャンスは訪れず、前述の様に給料は低いままである可能性が高いです。
余談ですが、私の会社でも同じ時期に入っても、良いプロジェクトに入るチャンスを得ている人とそうでない人の大きな差は
「普段から勉強しているか」
です。
普段から勉強している人を、上司としても優先的に良いプロジェクトに入れる傾向にあり、そこで学ぶことで、さらに上位のプロジェクトに参画できるなど、好循環が生まれます。
勉強しない社会人の末路
では、社会人になっても勉強しない人は、将来的にどの様な末路を歩むことになるのでしょうか。
仕事ができない人になる
勉強をしないと、仕事のスキルが向上せず、周囲との差が開いていきます。
特に、若手や後輩が積極的に学んでいる場合、自分の立場が危うくなることもあります。
また、変化の激しい業界では、学ばない人はすぐに「時代遅れの人材」となりかねません。
実際、私の会社で未経験中途で入ってきたのに、全然勉強していない人がいますが、年齢だけを重ねて、横柄にはなりつつあるものの、スキルも知識も浅く
「どの案件にも入れられないお荷物社員」
となっています。
更に言うと、そういった社員に新しいチャンスを与えるのは難しく(それならもっと有力な人にチャンスをあげたい)、将来的に窓際社員になることが20代で確定してしまっている様な感じです。
そして、一度この状態になると、そこから
「普通レベルの社員」
に復帰するにも、かなりのエネルギーと努力が必要になりますので、リカバリーが難しいのが実情です。
リストラされやすくなる
会社の業績が悪化した際、スキルの低い人材はリストラ対象になりやすいです。
特に、会社がコストカットを迫られる場面では、「市場価値の低い社員」から整理されることが多くなります。
また、AIや自動化の発展により、単純作業はどんどん置き換えられています。
例えば、事務作業やデータ入力などは、AIツールの導入によって人手が削減されるケースが増えています。
こういったプロジェクトでは、スキルや知識のない人の業務が自動化され
・スキル的に足りない仕事をする
・会社を去る
という選択を迫られる可能性が高いです。
転職が難しくなる
勉強をせず、市場価値が低い人は、転職の際にも困ります。
給料が上がる転職は当然難しいですが、
「誰にでもできる仕事」
ばかりになっていた場合には、面接の通過率もかなり低くなります。
また、勉強をしていないと、転職活動で求められる知識やトレンドにも対応できません。
たとえば、面接で「最近学んだことは何ですか?」と聞かれたときに、何も答えられないと印象は悪くなります。
社会人の勉強としてブログがおすすめ
さて、社会人で勉強する事の重要性や、勉強しない事のリスクについて触れてきました。
では、どの様な勉強が良いのでしょうか。
個人的におすすめなのが「ブログ」です。
ブログを書くことで得られるスキル
ブログを運営すると、ライティング力やマーケティング力、SEOの知識など、多くのスキルが身につきます。
特に、文章を書く習慣がつくことで、論理的に考える力や情報を整理する力が鍛えられます。
これは、本業でも役立ちますし、将来起業する際にも役立つスキルです。
因みに、ブログで得られるスキルはこちら

学習する内容の備忘録に
ブログのテーマは、基本的に自由(広告を入れる場合はポリシーがありますが)です。
そのため、これから勉強する内容の備忘録としてブログを使うことが可能です。
学習の備忘録として利用する事のメリットとしては、
「アウトプットすることによって学習効率が上がる」
という事。
単に書籍を読むだけより
「同じことを勉強している人にわかりやすく伝えるつもり」
で書く方が、自分の理解力が上がります。
趣味仲間ができる
ブログを勉強する中で、
「趣味ブログ」
を作ってSEOなどの実践をすると、同じ趣味でつながる仲間ができる可能性があります。
仮に、SNSも併用すると、更に仲間との交流が生まれます。
私の友達も、それで実際にオフ会などを開いたりしていますし、ビジネスに繋がった例もあります。
このように、ブログを使うことで趣味仲間と繋がることができます。
ブログを勉強することで収入につながる
ブログを続けることで、広告収入やアフィリエイトで副収入を得ることが可能です。
最終的にはブログで起業している人もいるなど、将来のキャリアをブログによって大きく拡げられる可能性があります。
また、ブログの収入はストック型の収入で、「働かなくても収入が生まれる可能性がある」という非常に魅力的なものでもあります。
収入の入り方に関してはこちら

まとめ
今回は、社会人になってからの勉強について見てきました。
社会人になって勉強をしていない人は、いくつものリスクがありますので、是非しっかりと勉強していきましょう。
何を勉強して良いかわからない人は、是非ブログをスタートして頂き、このブログで1つずつ学んでいって下さい。