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内部リンクとは?内部リンクの活用方法と種類・SEO対策にも有効なリンクの貼り方

内部リンクとは?内部リンクの活用方法と種類・SEO対策にも有効なリンクの貼り方

SEO対策の基本でもある「内部リンク」。

内部リンクの貼り方一つで、ブログの収益も変わってくれば、PV数も変わってきます。

ですが、意外と内部リンクの付け方がわからない人もいるようです。

そこで今回は、内部リンクの貼り方や、その種類についても私の経験からお話ししたいと思います。

内部リンクとは

内部リンクとは、ブログやウェブサイト内で、別のページや記事にリンクを貼ることを指します。

この時、リンク先が自分のブログ内のものを内部リンク、他社サイトの場合は外部リンクと呼びます。

例えば、自分のブログ内で
「〇〇についてはこちら」
として、自分のブログ記事を書く場合。

これは内部リンクです。

反対に、Amazonの商品ページへのリンクを貼ったりする場合は、外部リンクに当たります。

内部リンクは、サイト内のコンテンツ同士が関連付けられ、ユーザーが他の記事を簡単に見つけられるようになります。

なぜ内部リンクを入れる必要があるのか

では、なぜ内部リンクを入れる必要があるのか。

SEO対策に効果がある可能性がある

内部リンクは、SEO対策として非常に重要な要素とされています。

Googleなどの検索エンジンは、サイト内のリンクを通じてコンテンツの関連性や重要性を評価します。

そのため、正しく内部リンクを貼ることで、
「Googleに全ての記事を見つけてもらえる」
というメリットがあります。

また、リンクを貼っている記事は、関連性が高いと考えられるので
「関連性の高い記事がたくさんある」
とGoogleに評価してもらえる可能性があります。

Googleは、専門性を重視している傾向があるため、こうした内部リンクの有効性がSEO的にも有効と考えられます。

他にも、関連記事を辿って別のページを見ることで、
・ページ回遊率(1人が何ページ見ているか)
・サイト滞在時間
が伸びる可能性があり、これらも
「良いサイト」
とGoogleに認められる要因になる可能性があります。

ユーザーの利便性が上がる

内部リンクは、ユーザーが必要な情報にアクセスしやすくするため、利便性を高めます。

例えば、魚についての記事があり、
「その魚を美味しく食べられるお店はここ」
という記事にリンクされていた場合。

魚の記事を読んで食べたくなっているユーザーからすると、食べられるお店を探す手間が省けていますよね?

どちらの記事も自分のブログ内にあったとしても、内部リンクで繋がっていなければ、ブログ内検索をするなどのアクションが必要になります。

それがなくなるのは、ユーザーにとって利便性が高くなることを意味しています。

ユーザーの気付かないニーズを掻き立てられるから

ユーザーが気付いていないニーズに気付ける可能性があるのも内部リンクを入れる意味合いです。

例えば、食べ物の栄養価を調べていて
「実は、プロテインを一緒に摂ると吸収効率がよくなります」
みたいな情報があったとします。

そうすると、今までユーザーは気にしていなかった
「プロテインを購入する」
という選択肢が出てきます。

ここから、プロテインのメリットや選び方のリンクを内部リンクで繋げて、そこから購入されれば、
「元々選択肢になかった商品が売れた」
事になりますよね。

これが、新たなニーズを生み出すという事です。

内部リンクを整理するメリット

では、内部リンクを貼ったり、整理したりする事には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

SEO対策

内部リンクを整理することで、サイトのSEO効果が高まります。

内部リンクは、特に
「関連する記事をつなげる」
ことがSEOに大きな影響を与えると言われています。

検索キーワード以外の流入が生まれる

SEO対策では、検索キーワードを意識して記事を作ります。

ですが、反対にいうと
「直接キーワードに需要がないようなもの」
が、流入されにくい可能性があります。

そういった記事にも、検索流入のある記事から内部リンクをつなぐことで、ユーザーがその記事に辿り着ける可能性が上がります。

特に
「キーワードの認知度はないけど、ユーザーにとって重要なこと」
は、内部リンクによるメリットが大きいです。

収益アップ

次に、収益アップが見込めるのもメリットです。

内部リンクを最適化し、回遊率が上がれば、PV数が増え、アドセンス収益につながります。

加えて、各ページにアフィリエイトリンクがあるなら、その数だけ商品販売のチャンスが広がることになります。

再訪問率が上がる

1つのブログで複数の記事を回遊していると、ブラウザの履歴としても、自分のブログへのアクセス履歴が溜まります。

結果として、ブラウザの検索時の予測に出てきやすい可能性があります。

加えて、閲覧するページ数が増える事により、より多くの記事に触れるため、ブックマークやシェアをしてもらえる可能性が高くなり、再訪問してもらえる可能性が高くなります。

内部リンクの種類

内部リンクには、様々な貼り方があります。

今回は、私の経験から独自にパターン分けして、その種類について解説していきます。

ナビゲーション型

ナビゲーション型の内部リンクは、サイト全体のメニューやカテゴリーページから他の記事へのリンクを貼る形式です。

これにより、ユーザーは簡単にサイト内を移動でき、SEOにも効果的です。

また、コアなユーザーからすると
「このジャンルの他の記事も見たい」
と考えることもよくあるため、基本的には付けておくべきものです。

1対1型

1対1型の内部リンクは、互いに関連性のある記事を、互いに内部リンクで繋ぐようなものです。

例えば、転職ブログにて
・履歴書の書き方
・面接のやり方
という記事があったとします。

互いにテーマとしては違うため、別記事にする方が良いですが、関連性は高いので相互に内部リンクを貼るのがおすすめです。

トピッククラスターモデル

次に、トピッククラスターモデル。

トピッククラスターモデルとは、
・網羅的な情報を書く記事
・ディテールを書く記事
に分けて、リンクを貼る方法です。

関連性は高いものの、記事の内容には上下関係があり、記事テーマによっては、
「上位から下位にのみリンクを貼る」
という一方通行の内部リンクになることもあります。

トピッククラスターモデルについての詳細はこちら

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ピラミッド型

ピラミッド型は、記事テーマが階層構造になるようなものです。

これは、キーワードのボリュームに比例する事があり、例えば下記のようなイメージです。

ピラミッド型の内部リンクピラミッド型の内部リンク

 

「SEO」
の記事を最上位にし、2段目に
「SEO 初心者」
「SEO ブラックハット」
「SEO 費用」

などのような記事が入り、「SEO 初心者」の下の3段目に

「SEO 初心者 本」
「SEO 初心者 やり方」
などの記事が来るような感じです(もっと段数を増やせるなら増やす)。

上位の内容を下位のものが詳しく説明している点は、トピッククラスターモデルと似ていますが、更に階層的にキーワードを網羅していく点が特徴です。

ネットワーク型

ネットワーク型は、複数の記事同士を相互にリンクさせる方法です。

この方式では、読者が興味のあるトピックを次々と見つけやすく、SEOにおいても関連ページ同士の繋がりを強化できます。

例えば、Amazonの
「この商品を買った人は、この記事も見ています」
みたいなイメージです。

内容的な直接の関連性が低い場合でも
「ターゲット層が同じ場合に興味がありそう」な記事を表示していくのがお勧めです。

内部リンクを貼るコツ

さて、次に内部リンクを貼るためのコツについても触れておきましょう。

関連性のある記事を多く作る

内部リンクを効果的に活用するためには、まず関連性のある記事を多く作ることが重要です。

特定のテーマに沿った記事を複数作成することで、内部リンクを貼りやすくなります。

また、関連する記事を増やすことで、読者が他の記事にも興味を持ちやすくなります。

ビッグキーワード→スモールキーワードで作る

大きなキーワード(ビッグキーワード)を扱う記事から、小さなキーワード(スモールキーワード)を扱う記事へリンクを張ると効果的です。

ビッグキーワードで検索流入を狙いつつ、その記事から具体的なニッチな内容の記事へ誘導することで、SEO効果を高め、読者をさらに深い情報に導くことができます。

まとめ記事などの網羅記事を作る

まとめ記事や網羅記事は、内部リンクを貼るための優れた記事になります。

一つのトピックに関して深く掘り下げた記事を書いた後、その記事から関連する他の記事へのリンクを自然に貼ることができます。

これにより、読者が一度に多くの情報を得ることができ、ブログ全体の回遊率が向上します。

商品を扱っているなら、
「〇〇ランキング」
なども良いですし、ノウハウ系の記事なら
「〇〇で悩んでいる人特集」
みたいな企画を作ってみるのも良いでしょう。

この時の注意点は、ランキングを作ったとしても、
「複数のランキング記事から同じ商品ページへのリンクをしても大丈夫」
という事。

そのテーマに合致しているなら、何度でも同じ記事の内部リンクを貼りましょう。
(あくまでユーザーの利便性が高くなる事が前提)

新しい記事を書いたらいくつかのキーワードでサイト内検索をしてみる

新しい記事を書いた後、その記事に関連するキーワードでサイト内検索を行い、既存の記事に適切な内部リンクを貼ることが重要です。

この作業を行うことで、既存のコンテンツに新しい記事をリンクさせ、サイト全体のSEO効果を最大化できます。

特に、記事数が多くなってくると、関連性の高い記事があるのに、リンクが貼れていないという事もあるので、定期的に見直すのがおすすめです。

まとめ

今回は、内部リンクについて見てきました。

内部リンクを整理する事で、記事のリライトをせずとも検索順位が上がる事もありますので、是非試してください。

また、このブログではブログ運営に必要な情報発信をしています。

今、ブログのアクセス数で伸び悩んでいる方も、これからどうやって運営していけば良いか悩んでいる方も、是非自分の悩みに合った記事を探してみてください。