ブログは雑記と特化どっちがいい？メリット・デメリットを徹底比較

「ブログを始めるなら雑記ブログと特化ブログ、どっちがいいの？」

これは初心者が最初に悩むポイントのひとつです。

雑記ブログは自由に書ける一方で、特化ブログは収益化しやすいと言われています。

では、実際にはどちらを選ぶべきなのでしょうか？

この記事では、雑記ブログと特化ブログの違いを詳しく解説し、あなたに合ったブログの形を見つける方法を紹介します。

まだブログを作っていない人も、すでに作っているけど
「このままの方向性で良いのか」
と迷っている人も、参考になる内容にしました。

雑記ブログと特化ブログの違い

ブログには大きく分けて「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2種類があります。

まずは、それぞれのブログがどういった特徴を持っているのかを解説します。

雑記ブログとは？

雑記ブログは、ジャンルを絞らずに
「好きなことを自由に書くブログ」
です。

一般的に言われるブログのイメージで、

こういったジャンルが、1つのブログに入っているようなものが雑記ブログです。

雑記ブログの明確な定義（例えば何個以上のジャンルがあれば）というものはありませんが、書いていく内に段々とジャンルが拡がっていくような場合は、雑記ブログだと考えると良いでしょう。

特化ブログとは？

特化ブログは、1つのジャンルに絞って記事を書くブログのことです。

など、それぞれ1つのブログで1テーマしか扱わないようなものを特化ブログと言います。

ただ、全く扱わないという決まりはなく、
「基本プログラミングの内容だけど、ちょっと気晴らしに雑談」
みたいな記事を上げることもあります。

基本的には、「誰が見てもこのサイトは〇〇について書いている」とわかるようなブログが特化ブログです。

雑記ブログのメリット・デメリット

では、それぞれのブログのメリット・デメリットを見ていきましょう。

雑記ブログのメリット

好きなテーマで書ける

雑記ブログの場合、特にテーマを絞っていないので
「今日はディズニーに行ったのでその内容」
「昨日は読んだ本の内容」
みたいに、その日起こったことをベースに考えたり、自分の趣味について語るなど、書くことが無限にあるのがメリットです。

ブログ運営自体が楽しい

特化ブログの場合
「このテーマに必要だけど、書くのが苦手なテーマ」
というものがあります。

例えば私で言うと、システムの仕組みなどについて書くのは得意ですが、プログラミングスクールなどの比較検討用の記事を書くのは苦手だったりします。

そのような場合でも、特化ブログの場合は書く必要がある記事というものがあります。

一方で、雑記ブログの場合は「嫌なら書かない」という事が可能です。

結果として、更新自体が楽しくなるのがメリットです。

トレンド記事を狙える

雑記ブログの場合、特にトレンド記事を広く狙えるのもメリットです。

例えば、プログラミングに関するブログで、
「IT関連の最新情報」
を入れるのは、テーマに沿っているので問題ないです。

ですが
「今季のアニメ」
となると、テーマが違いすぎて扱うべきではないです。
（SEO的にも）

一方で、雑記ブログはこういった旬なネタも入れることができます。

加えて、「IT関連の最新情報」で絞ると、何ヶ月かに1回しか出てこないようなトレンド情報も、テーマを選ばない雑記ブログなら毎日でも手に入る可能性があります。

結果、旬な情報での検索順位が取れるキーワード数の母数が増えるのがメリットです。

物販アフィリエイトが容易

色々なテーマで記事が書けるということは、気になった商品も全て紹介することが可能です。

そのため、マネタイズ自体をしやすいのは、雑記ブログの可能性もあります。

また、通常ブログは方向転換をする際にはかなりの覚悟が必要になります。

しかし、雑記ブログの場合は方向転換の必要性がなく、新しい商材や商品を扱うという点では非常に大きなメリットがあります。

雑記ブログのデメリット

続いて、デメリットも解説していきます。

SEOで不利になる

現在のSEOでは、「特化ブログ」の方が有利になると言われています。

それは、Googleが記事の品質を評価する基準の1つに
「専門性」
があるからです。

雑記ブログでは、色々なテーマを扱う以上、特定のジャンルの専門性は下がります。

これが、SEO的には不利に働く可能性が高いです。

リピーターがつきにくい

様々なテーマを取り扱うため、検索で訪れたユーザーが
「他の記事にも興味を持つ」
という事が難しくなります。

アニメに興味がある人の内、ITに興味がある人はごく僅かでしょう。

この様に、ジャンルが定まらない結果、
「次もこのサイトを見よう」
と思ってもらえる可能性が低くなります。

回遊率も低くなる

リピーターと被る部分にはなりますが、ページの回遊率も低くなります。

特化ブログでジャンルが限定的であれば、
「プログラミングに興味がある人が、PCの選び方にも興味を持つ」
ということは十分にあります。

結果、気になる記事が他にも無いかを検索するなど、ユーザー自身が色々とサイト内を探してくれる可能性が高いです。

結果、1人のユーザーでPV数が増えるということが起こります。

これが雑記ブログでは難しいのがデメリットです。

特化ブログのメリット・デメリット

次に、特化ブログのメリット・デメリットも見ていきましょう。

特化ブログのメリット

SEO的に有利

雑記ブログのデメリットでもお話しましたが、SEO的には専門性が重視されているため、特化ブログの方がSEOで有利になる可能性が高いです。

収益につながりやすい

特化ブログの方が、雑記ブログに比べて
「ターゲット層が明確」
である可能性が高いです。

そのため、商品紹介もターゲット層とのズレが少なく、成約率が高くなる可能性があります。

SNSとの親和性が高くなる

特化ブログの場合、ターゲット層が明確なため、SNSでもそういったターゲット層をフォロワーにすることができれば、ブログが一気に伸びる可能性があります。

雑記ブログでは、こういったターゲット層を絞れないため、SNSでの効果は余り期待できないものの、特化ブログではファンを作ることが可能になります。

同時に、SNSのフォロワーさんからのリピートも増えるという好循環が生まれます。

特化ブログのデメリット

次に、特化ブログのデメリットです。

ネタ切れになる可能性が高い

特化ブログの方が、ネタが限定的な分、
「何を書いてよいかわからない」
という状況に陥る可能性が高いです。

専門的な記事を書く必要が出てくる

特化ブログでは、「記事の品質」が特に重要になります。

雑記ブログで、トレンド記事を中心に扱うなら、そんなに深い知識がなくても良いところを、専門的な内容をメインに扱う事が多い特化ブログでは、ブロガー自身の知識や経験が問われます。

そのため、ブログ作成自体のハードルが上がります。

方向転換が難しい

特化ブログである程度記事をアップしてしまうと、
「違う方向に行く」
際に、かなりのエネルギーを使います。

今まで書いた記事と、全く違うジャンルだと、記事を全部非公開にして書き直し・・・ということもあるでしょう。

この様に、方向性を絞っているからこそ、その根本的な部分を変えるのには、大きな労力が必要になります。

市場に左右されやすい

特化ブログの場合、記事テーマと同時に
「扱える商品やサービス」
も限定されてしまいます。

そのため、例えば転職エージェントがメイン商材の特化ブログの場合に、
「最近は徐々に、転職エージェントが使われなくなってきている」
などのような市場の変化が起こったときに、扱える商品が一気に無くなる可能性があります。

雑記ブログなら、商品に縛りが無いので、自由に商品を乗り換える事ができるので、このあたりの違いが特化ブログのデメリットになります。

初心者は、雑記ブログと特化ブログどっちがいい？

両方のブログにメリットとデメリットはあるものの、
「初心者はどっちを選ぶべきなのか」
と迷う人も多いでしょう。

個人的に初心者にオススメなのは
「絞りすぎない特化ブログ」
をおすすめします。

前提として特化ブログのほうが良い

この後、具体的に「絞りすぎない特化ブログ」について解説します。

ですが、その前に前提としてお話させていただきますが、
「特化ブログでできるなら、その方が良い」
です。

前項のメリットでお話したように、「SEO」でのメリットが非常に大きく、それだけでも特化ブログにするべきだと考えています。

しかし、そうは言っても初心者に特化ブログはハードルが高い。

だからこそ、初心者向けの方法として
「絞りすぎない特化ブログ」
をおすすめします。

絞りすぎない特化ブログとは

絞りすぎない特化ブログは、
「関連性の高いテーマを3～4つ程度に絞る」
というようなブログです。

特化ブログのメリットであるSEO効果もある程度見込め、且つネタ切れなどが起こりにくい初心者向けの方法です。

特に最初のうちは
「ブログを書く事自体に慣れる」
必要性があり、あまり狭い範囲に絞りすぎると、ブログの継続自体が難しくなります。

「関連性の高い」がポイント

この絞りすぎない特化ブログでは、最初の段階で決めておくべき記事テーマの
「関連性」
が重要になります。

これは、1つ主軸にするべきテーマを決めて
「そのターゲット層が他にも気になること」
で決めていきます。

例えば、私が過去に扱っていたブログでは

を一緒に扱っていました。

これは、

という様に考えて、複数のジャンルを用意しました。

これくらいの範囲であれば、書く内容はかなり拡がりますし、それぞれが喧嘩するような内容でもありません。

他にも、

といったジャンルも関連性が高いですし、

といったジャンルも、同じターゲット層が回遊する可能性が高いと考えられます。

これらのジャンルを組み合わせることで、幅広い記事の作成とSEOでの検索上位を狙えるブログづくりができるはずです。

最終的に特化させるのもあり

最終的に、複数のカテゴリーで記事を作っていって
「このジャンルが少し伸びてきている」
という手応えがあれば、そこから後出しで特化させることも可能です。

ブログは、実際にやってみないと
「読者に受ける内容か」
はわからない部分も多いです。

そのため、絞ってしまってから方向転換をするなら、絞りを甘くした状態から可能性の高そうな（自分のブログでも上位を狙えるキーワードが多い）ジャンルに固めていくのも一つの方法です。

まとめ

今回は、雑記ブログと特化ブログについて触れてきました。

一般的にはSEOの観点で特化ブログを勧められることは多いと思います。

しかし、初心者でブログを継続するのに不安を持っている人などは、
「まず動いてみる」
ということが非常に重要になります。

特化ブログのジャンルを探すのに何年もかかるくらいなら、「絞りすぎない特化ブログ」で、気楽にブログをスタートしてみるのがオススメです。

このブログでは、ブログ運営に関連する情報発信をメインに行なっています。

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