ブログで検索上位を狙う際には、必ず「SEO」の勉強が必要になります。
世の中には色々なSEOの手法がありますが、その手法が
「ブラックハットSEO」
と
「ホワイトハットSEO」
の2種類に分かれるのをご存知でしょうか？
ブラックハットSEOは、一時的に高い効果を得られる可能性があるものの、将来的に考えると、
リスクが非常に大きいのでおすすめできません。
今回は、そんなSEOの種類であるブラックハットSEOとホワイトハットSEOについて見ていきましょう。
この記事を読むことで
「自分がいまやろうとしている施策というのは、将来的にリスクが有るのか」
を知れるようになり、長期的にアクセスを得られる方法を学ぶことができます。
反対に、知らずにSEO対策をしてしまうと、大きなリスクを負う危険性があります。
最後まで、しっかりと確認して
「自分のブログで間違ってブラックハットSEOをやってしまっていないか」
を確認していきましょう。
ブラックハットSEOとは？
ブラックハットSEOとは、Googleのガイドラインに違反し、不正な手法で検索順位を上げようとするSEO対策のことです。
Googleがサイトの表示順位を決める際には
「このサイトはこういう基準を満たしているから良い記事だ」
という基準があります。
（これが、一般的にアルゴリズムと呼ばれます）
この基準は、逆に言えば
「それさえ満たせれば、記事が良いと判断される」
という風に解釈もできます。
ルールを逆手に悪行を働くような人と同じで、SEOを悪用して上位表示を狙う方法が
「ブラックハットSEO」
なのです。
ブラックハットSEOをやることのリスク
では、このブラックハットSEOをやると、どういった問題が起こるのでしょうか。
Googleからペナルティを受ける
Googleは、
「ユーザーの利便性を高める」
ことを最重要視しています。
そのため、ブラックハットSEOによって
「質の低い記事が上位表示されること」
を厳しく取り締まっています。
GoogleがこういったブラックハットSEOを使ったSEO対策をしている会社に関しては
「ペナルティを与えて、検索結果に出ないようにする」
という対策をしています。
そのため、単純にブラックハットSEOを行うと、自分が書いた記事が検索に出なくなります。
意図せずブラックハットSEOを使ってしまっていても、検索対象外になるので注意が必要
サイトそのものが検索除外される可能性も
Googleからのペナルティを受けると、単にその記事が検索対象外になるだけではなく、サイト全体が検索除外されることもあります。
（実際にやったことは無いので、あくまでもそうなると言われている・・・レベルですが）
SEOは時間を書けてじっくりと記事を作っていく必要がある集客方法です。
にも関わらず、こういったブラックハットSEOを使うことで、サイト全体が収益化できなくなる危険性があるので、絶対にやるべきではないのです。
一時的に結果が出ても、すぐに結果が出なくなる
ブラックハットSEOの中には、一時的に結果が出る可能性があるものもあります。
そのため、未だにそういった手法が情報商材としても販売されていたりします。
ですが、前述したようにGoogleはこれらのブラックハットSEOは
「ユーザーの利便性を損なう」
と判断しています。
結果、後述するようなテクニックが
①悪意がある人によって確立される
②Googleが対策する
③別の手法を探す
というイタチごっこになっているのが現状です。
一時的に収益が出たとしても、すぐにGoogleに対処されてしまい、稼げないサイトに変わってしまうのです。
ブラックハットSEOの具体的な手法
ブラックハットSEOには、下記のような手法が存在します。
ブラックハットSEOの具体的な手法キーワードの過剰詰め込み（キーワードスタッフィング）
記事の中に不自然に大量のキーワードを詰め込む手法です。
例えばこの記事ではブラックハットSEOやホワイトハットSEOについて記事を書いています。
そうなると、自然とこれらのキーワードを使う回数が増えてきます。
そのため、Googleが機械的に判断する際に
「記事内でそのキーワードが使われている回数が多ければ、それについて書かれている可能性が高い」
という考え方だったと言われています。
（あくまでも一般的な推察）
結果、「ブラックハットSEO」で検索上位を狙うなら、「ブラックハットSEO」という単語をたくさん入れると上位表示される・・・というテクニックが生まれました。
例：「ブラックハットSEOは危険です。ブラックハットSEOを使うと短期的に結果が出せますが、ブラックハットSEOのリスクがあります。」
上記の短い文章内に「ブラックハットSEO」という単語が3回も出てきています。
そのため、一昔前のロボットの場合は、
「この記事はブラックハットSEOについて詳しく書いている記事の可能性がある」
と判断していたのです。
一方で、読者としては同じ単語を何度も出されると、単純に読みにくいですよね。
そのため、
「読者に有効ではないテクニック ＝ ブラックハットSEO」
として、現在ではペナルティの可能性があります。
ちなみに、同じ単語を何度も入れるようなパターンとは別に
「関係ある単語もない単語も、無理やり全部入れる」
という手法も一時流行りました。
これは、例えばSEOに関する記事を書いているのに、途中に
焼き肉
という単語が入っていて、
「あわよくば焼き肉で検索流入を狙う」
みたいな目的で利用されていました。
ちなみに、私自身はGoogleではやったことがありませんが、楽天市場のショップを出している知り合いがこの手法をやって、アクセス自体は増えていました。
（この手法を「ワードサラダ」と言ったりもします）
これも、
「読者からすると、自分が欲しい情報じゃないものが出てくる」
という利便性の悪さにつながるため、ブラックハットSEOとされています。
隠しテキスト・隠しリンク
前項の「同じ単語をたくさん入れる」というのは、単純に読者にとって読みにくい。
そのため、
「ページの滞在率が下がる」
という状況が生まれます。
そうなると、Googleから評価されないと考えた人が、次に取った策が
「たくさん単語を入れるけど、その単語は読者に見えないようにしよう」
という方法です。
これは、私自身も昔見たことがありますが、背景色が白で文字も白で
「SEOSEOSEO・・・・」
みたいな文字が羅列しているようなサイトを見たことがあります。
これは、読者自身に被害は無い（厳密に言うと読み込みが遅くなる可能性はありますが）ものの、
「Googleを騙して上位表示しようとする」
という観点からも、ブラックハットSEOであると言えます。
リンクファーム
現在も、一部SEO対策に有効とされる方法として「被リンク」を稼ぐ方法があります。
被リンクとは、他のサイトから自分のサイトが引用されることで、これが多いと
いろんなサイトに支持されている良質なサイト
とされています。
今では、被リンク自体の比重は下がったとされていますが、昔はこの比重が高いと言われていました。
そうなったときに生まれた手法として
「とにかく色んなサイトと相互リンクをする」
という方法です。
これがリンクファームです。
今でも、書籍の中にはこういった手法を記載しているものもありますが、これも本来は
「良いサイトや記事だから掲載した（被リンクが生まれた）」
というわけではなく、あくまでもこの被リンクという仕組みを悪用した手法であるため、ブラックハットSEOであると言えます。
ちなみに、似た方法として
「自分でいっぱいサイト作って、全部のサイトから自分のメインサイトにリンクを貼る（被リンクを作る）」
という手法もありました。
こういった手法が多く出たからこそ、Googleも対策をしており、現在では
「質の高いサイトからの被リンクや、関連性のあるジャンルからのじゃないと効果が薄い」
と言われています。
これは、被リンク自体がだめなのではなく
「相互リンクのように、意図的に作ったリンク」
が低評価を受ける可能性があるというだけなので、他のサイトから自然と被リンクが発生する場合には、特に気にする必要はありません。
コピーコンテンツ
「記事数が多い ＝ 情報量が多い ＝ 良いサイト」
という評価軸は、現在でもある程度ありますが、昔はこの傾向も強かったようです。
そのため、他のサイトから無断でコンテンツを転載しまくって、記事を量産するようなサイトも流行りました。
現在では、コピーコンテンツそのものがペナルティ対象になっているので、ブラックハットSEOとなっていますが、昔は当然の様に行われていました。
おそらくですが、サイトを回遊するクローラーの精度や速度が昔は高くなかったのだと思います。
そうなると、
「記事を投稿してからGoogleがインデックスするまでに数日のタイムラグが有る」
という状況が容易に起こります。
それを逆手に取って、人の記事を盗作してから自分のサイトを先にインデックスすれば、自分の記事がオリジナルになる・・・というイメージだったのでしょう。
スパムコメント
スパムコメントは、他人のサイトに関係のない自分のサイトのURLを載せたコメントをする手法です。
こうすることで、前述した「被リンク」を自発的に作ることができるということで、この手法が使われていました。
これも、ユーザーの利便性を著しく下げる手法の1つで、これもあって「被リンクの質や関連性」という部分は年々重要視されて来ているのです。
ホワイトハットSEOとは？
ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに従い、適切な方法で検索順位を上げるSEO対策のことです。
ブラックハットSEOと大きく違うのは
「読者の利便性を高める」
というGoogleの理念にあった対策であるという点です。
ホワイトハットSEOの具体的な手法
ホワイトハットSEOの手法は、ブラックハットSEOと比べて非常にシンプルです。
高品質なコンテンツの作成
ユーザーにとって「良質な記事」を作ることがホワイトハットSEOの最も基本的な方法です。
例えば
・ユーザーの検索意図を汲み取った記事構成
・図解を入れたわかりやすい記事
・自分のサイトで「次に何を読むべきか」の明確化
・結論の先出し
など、色々な方法はありますが、全て「良い記事」のための施策と言えます。
ユーザーエクスペリエンス（UX）の向上
サイトのデザインを使いやすいものにしたり、表示速度を早くすることもホワイトハットSEOです。
例えば、カテゴリ分けをユーザーにとってわかりやすいものに変えたり、タグで検索が可能になったり。
こういったユーザーの使いやすさは、Googleの目指す
「利便性の向上」
と一致した施策であるため、ホワイトハットSEOであると言えます。
更に、ページの表示速度が遅いと
「ユーザーは不満を感じて別のページを見に行く」
と言われており、その点でも速度改善はホワイトハットSEOとして有力な対策と言えます。
E-E-A-T（経験・専門性・権威性・信頼性）の強化
Googleは、信頼できる情報を提供するサイトを高く評価します。
信頼性を高めるためには、運営者情報の明記、権威あるサイトからの被リンク獲得、実体験に基づいた記事作成が有効であるとされています。
これは、
「誰がどういった発言をしているのか」
という点で、素人が病気の治療法を説明するのと、医者が説明するのでは、明らかに後者のほうが信頼性が高いです。
こういったEEATを強化していくのは、Googleの方向性と合致しているので、ホワイトハットSEOであると言えます。
まとめ
今回は、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOについて見てきました。
主に、ブラックハットSEOに関して
「絶対やってはいけない。そして、間違って同じようなことをしてはいけない」
という話をしてきました。
間違ってやってしまうと、自分のサイト全体の検索順位が下がってしまう可能性もあるため、改めて自分のサイトの状態を確認してみることをおすすめします。
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