ブログを更新していく中で重要な要素に
「意図せずコピペ記事を作っていないか」
という問題があります。
コピペ記事は現在、Googleからペナルティを受ける可能性があり、非常に危険な行為です。
ですが、自分でも意図せずにコピペ記事と判定されてしまうのは、非常に勿体ないことです。
では、
「意図せずコピペ記事になってしまっていないか」
を調べるツールはないのか。
今回は、そんな時に役立つ
CopyContentDirector
というツールを紹介します。
このツールを知っているだけで、多くのメリットがあります。
また、不要なリスクを避けることもできるので、是非使ってみて下さい。
CopyContentDirectorとは
CopyContentDirectorは、
「記事のコピペ率」
を簡単に調べることができるツールです。
具体的な使い方は後述しますが、かなり使えるツールです。
過去、私がWebライターとして活動している時にも、このツールがクライアントにより推奨されていました。
それだけ一般的なツールなのです。
ちなみにWebライターに対して依頼をする際には、
「コピペ記事を納品されていないか」
が非常に重要になります。
というのも、自社の社員に記事を書かせる場合は
「会社がなくなると自分の仕事もなくなる」
ため、必死に独自性のあるコンテンツを作ります。
一方で、記事を外注した場合、その人の考え方次第では
「納品してお金が貰えればOK!その後クライアントの会社が潰れても気にならない」
という人もいます。
そのため、外部の人間に依頼する際には、記事管理が重要になり、その中でも使われているのがこのCopyContentDirectorなのです。
CopyContentDirectorを使うメリット
では、CopyContentDirectorを使うと、どのようなメリットが有るのでしょうか。
内容の薄さをチェックできる
1つ目のメリットは、
「内容の薄さ」
をチェックできる点です。
こちらの記事で書きましたが、

記事の内容の薄さはSEO的にも非常に重要です。
そして、内容の薄さを改善するためのツールとして、CopyContentDirectorが役に立ちます。
使い方は後述しますが、内容の薄さの1つの要因が
「他のサイトで書かれていることばかりしか入っていない」
という状態です。
これは、独自性のなさからもSEOではマイナス評価になる可能性があるのです。
意図せぬペナルティを避けられる
意図せぬペナルティを避けられるのも利用のメリットです。
冒頭でもお話したように
「コピペ記事はペナルティ対象」
というのは、多くの人が認識していると思います。
そして、コピペ記事かどうかを調べる事ができるCopyContentDirectorがあれば
「意図せずペナルティを受ける」
ということが避けられます。
特に、
・用語解説系の記事
・商品説明系の記事
などでは、他のサイトと内容が同じ様になる事が多く、CopyContentDirectorを使ってコピペ記事の回避をする必要性があります。
SEOで上位を取れる可能性が上がる
CopyContentDirectorでは、ネット上にある他の記事と「同じような文章がないか」を確認できます。
ということは、
「自分の記事の独自性」
を間接的に判断することも可能です。
間接的に・・・と表現したのは
「無理矢理表現を変えてチェックに引っかからない様にする」
という事が可能だからです。
例えば、
「SEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンで自サイトを上位表示させるための施策のことです。」
という文章がネット上の他のサイトと重複していたとしましょう。
これを、無理矢理
「SEOとは、検索エンジンに『このサイトいい感じじゃん!』と思わせて、上の方に連れてきてもらう技のことです。」
と修正したとします。
確かにこれだと、文章自体は変わったので、CopyContentDirector的には重複率が下がります。
しかし、言っている事が同じで、多少言い方が違う。
これは本当の意味で「独自性」と言えるでしょうか。
違いますよね。
なので、修正すれば「必ずしもSEO効果がある」とは言えません。
一方で、CopyContentDirectorを意識して書くことで、独自性のある記事を書ける可能性が高くなるのも事実です。
そのため、あくまで可能性としてSEOで上位表示ができるかもしれません。
CopyContentDirectorの使い方
では、具体的に使い方を見ていきましょう。
まずは、全体の画面構成から

これがサイトです。
少し下にスクロールすると、下記のような画面が出てきます。

入力するのは、この「調査対象テキスト」という部分に記事の内容を入れて
「規約に同意してコピペチェックする」
のボタンを押すだけです。
基本的にはそれだけで十分です。

上記の様に、文字数が都度カウントされているので、無料アカウントの場合には「4000文字以下」にして下さい。(料金は後述します。)
今回は、実際にこの記事(書きかけ)をコピペチェックしてみましょう。

ボタンを押すと上記の様に検索中の場合は、「実行待ち」の状態で待機になります。
終わると、ブラウザの名前が「【完了】」でチカチカするので、そうなったらブラウザを読み込み直しましょう。

完了すると、下記の様に「詳細表示」「ツール」ボタンが出てきます。

この数値でコピペを判断するのです。
ちなみに、私の記事は全て「良好」になっているので、コピペの疑いはほぼ無いと考えられます。
(私は聞く所によると数値が低めのようなので、もう少し高くても気にしないで下さい)
ちなみにチェックしている項目は
・類似度判定
・一致率判定
・テキスト判定
の3つの種類です。
この3つの判定基準で
「良好」→「要注意」→「コピーの疑い」
という3つのステータスがあります。
CopyContentDirectorの類似度判定とは
類似度判定は、ネット上の記事にどれだけ似ている文章があるかという数値です。
基本的に類似度判定と一致率判定は重要で、両方ともが「良好」になっている事が望ましいです。
CopyContentDirectorの一致率判定とは
一致率判定は
「Web上の記事と、単純に一致している箇所を計算する」
というものです。
正直、類似度判定との明確な差は、公式サイトを見てもわからないのですが、これまで何年も使ってきて、
「基本的には一致率判定の方が類似度判定より高くなる傾向」
はあります。
そのため、記事の内容によっては一致率判定は「要注意」までは許容するようなクライアントもいました。
CopyContentDirectorのテキスト判定とは
テキスト判定は、自分がチェックした記事同士の類似度を判定するものです。
そのため、最初は0になりますし、何度も同じ記事を
「チェック→修正→チェック」
としていけば、自然と100%に近くなります。
この数値は、
「1度しかチェックしていないのに、50%以上の数値が出る」
という場合は、自分の記事同士で同じような内容が書かれている可能性があるので、その点だけは注意しておきましょう。
CopyContentDirectorの料金
次に、CopyContentDirectorの料金について見てみましょう。
4000文字までは無料!しかも使用回数制限なし!
コピペチェックをする文字数が、4000文字までは無料で利用できます。
更に嬉しいことに、使用回数の制限もありません。
(少なくとも2025年3月現在では)
使えるツールの多くが、使用回数などが決まっていて、
「これ以上は有料」
となることが多い中で、使用回数の制限もないのは非常にありがたいです。
有料にすると8000字まで使える
長文でコピペチェックをしたいという場合には、有料にする事も1つの方法です。

有料アカウントにすると1回で8000字をチェックする事ができるようになります。
これくらいになると、大抵の記事は一回でチェックすることができます。
また、有料版の場合はAPIを使ってプログラムから結果を見ることができるようです。
もしも作業効率を最大化するなら、これらの機能を使うのが良いかも知れませんが、個人ブログの場合はここまでやらなくても良いのではないかと思っています。
私は4000字以上の場合は前か後ろを削るか、分割する
私はCopyContentDirectorの運営さんには申し訳ないですが、無料でのみ使用させていただいています。
4000文字以上の記事もたくさんあるのですが、そういう場合は文章を削ったり、分割して2回調べたりしています。
ただ、どうしても
「記事全体でチェックする」
よりも精度は下がると思います。
そのため、普段から数値がギリギリの場合には、有料アカウントを検討するのも1つの方法でしょう。
CopyContentDirectorを使う際の注意点
では、CopyContentDirectorを使う際の注意点をお話しします。
あくまで補助!ペナルティがなくなるわけではない
このツールを使って、「良好」が出たとしても、
「必ずしもコピペコンテンツではない」
訳ではありません。
あくまでも補助ツールとして考え、過信し過ぎない方が良いでしょう。
というのも、この会社がデータを収集しているものがどこまで最新かはわからないため、もしかしたらインデックスしたての記事は検索対象外の可能性があります。
(私が見た限りではかなり早いタイミングで調査対象にはなっていますし、もしかしたらボタンを押してから探し始める仕様かもしれませんが)
仮に、検索対象が少し古かった時などに
「最新記事をリサーチ対象にしている」
時に、内容が似通っていても気付かない可能性があるでしょう。
それ以外の「内容の濃さ」も重要
コピペチェックは、結果として
「内容の薄い記事に気付ける」
とお話ししましたが、内容の濃さ・薄さは、単に独自性だけで決まる訳ではありません。
そのため、常に
「品質の高い記事」
を考える事は必要になります。
数値を下げるためだけの修正はNG
コピペチェックツールとしてCopyContentDirectorを使う中で
「数値を下げる事が目的になる」
というのは避けたいもの。
極論を言えば、記事の内容と全く関係ない情報で記事を満たせば、全体の文章の中でのコピペ率は下がります。
ですが、それは記事の質は下がっていると言えます。
そのため、数字を意識し過ぎない様に注意は必要です。
CopyContentDirectorで数値が高い時の対処法
では、CopyContentDirectorを使ってみて
「高い数値が出てしまったら」
どうしたら良いのでしょうか?
検索意図から考える
基本的な事になりますが、検索意図を考えていくと
「そのユーザーが他にどんな情報がほしいのか」
というのが見えてきます。
検索意図についてはこちら。

この検索意図を意識してリライトしてみると、重複率が下がる可能性が高いです。
ライバルサイトにあって自分にない情報の追記
まずは、ライバルサイトのリサーチから始めましょう。
同じキーワードで検索したライバルサイトにあって、自分のブログにない情報は
「自分のブログでも必要な情報」
である可能性が高いです。
そのため、改めてリサーチをしてみるのがオススメです。
Q&Aを作る
ブログ記事に「Q&A」を作ることで、
「浅く広く記事の内容を拡げること」
が可能です。
Q&Aでは、構成に入れるほどしっかりと書けない内容も記事に取り入れやすいので、内容が充実させられつつ、コピペ率も下げることが可能です。
どうしてもの時は、ざっくり消して書き直す
どうしてもコピペ率が下がらないときは、思い切って記事の大部分を削除してみるのも1つの方法です。
同じ内容でも、一度全部消して書き直すと、前と全く違った記事になることがあります。
それは、自分の知識レベルが上っていることなどが理由ですが、
「最初に書いたときよりも2回目の方が良くなる」
という現象はよくあることです。
そのため、全てではなくても良いので、一部を削除して書き直してみるのもオススメです。
まとめ
今回は、コピペをチェックするためのCopyContentDirectorというツールについて見てきました。
無料で使える上に、非常に有力なツールなので、ぜひ一度使ってみて下さい。
また、CopyContentDirectorやこのブログを参考に、
「独自性のある高い品質の記事」
を目指してみて下さい。