ブログをやっていると
「面倒くさい」
と感じる事がたくさんあるでしょう。
むしろ、面倒くさいと感じないことのほうが少ないかも知れません。
しかし、ブログで稼ぐためには、この面倒くさい作業をこなしていく必要があります。
今回は、そんな
「ブログが面倒くさくなっている人」
に対して、
・面倒くさいと感じている理由
・解決策
を解説していきます。
私も、過去何度もこの「面倒くさい」と感じる気持ちによって、ブログを断念してきました。
しかし、今では安定して記事の執筆に時間を取ることができるようになりました。
その大きなきっかけの1つは
「Webライターをやったから」
ということ。
それも踏まえて、ブログの面倒くささについて見ていきましょう。
ブログの継続には面倒くさいがたくさんある
ブログには、たくさんの「面倒くさい」があります。
正直、副業の中でもかなり面倒くささが多い部類ではないかと思います。
例えば、こんな感じでしょうか?
記事のネタを考える
キーワードをリサーチする
タイトルを決める
見出し構成を考える
記事を書く
記事のリライトをする
誤字脱字をチェックする
画像を探す
画像を編集する
アイキャッチ画像を作る
記事の装飾をする(太字・赤文字・リスト化など)
内部リンクを設定する
外部リンクを設定する
記事をプレビューして確認する
記事を予約投稿する
記事をSNSに投稿する
記事のクリック率をチェックする
記事の滞在時間を分析する
記事の検索順位をチェックする
記事の内容を定期的に更新する
また、そもそもブログを立ち上げる段階で、普通の人は
・レンタルサーバーを借りる
・ドメインを取る
・ワードプレスを入れる
など、様々な作業が必要で、挫折する人も多いでしょう。
この様に、そもそもブログには面倒くさい要素がたくさんある副業だと言えます。
ブログが面倒くさいと感じる原因・理由
では、なぜブログはこんなにも面倒くさいのでしょうか
「やることがたくさんある」
というのもそうですが、他にもたくさんの理由があります。
また、ブログという仕事だけではなく、自分自身の問題も多く含まれています。
そもそも面倒くさい作業を代わりにやるビジネス
そもそもの話ですが、ブログというのは
「誰かが面倒だと思っている情報整理や情報発信をして収入を得るビジネス」
です。
自分の体験や経験・知識といった情報を、まとめて文章化する。
この「面倒くささ」そのものが商品価値である場合が多いです。
Youtube等の場合は、エンターテインメント性が高い動画もあるため、一概には言えません。
しかし、ブログは同じ「メディア」という括りでも、
「情報を伝えること」
に主軸が置かれています。
だからこそ、面倒くさい作業自体が商品価値であり、それを代行するのがビジネスモデルであるとも言えるのです。
やることが多すぎるから
前述したように、ブログでは「やるべきこと」が非常に多いです。
それだけではなく、勉強することも多い。
単に文章を書くだけではなく、
・セールスライティング
・デザイン
・SEO
など、様々なジャンルの勉強が必要になります。
その膨大な作業量が「面倒くさい」原因でもあるのです。
作業に際限がない
次に、作業に際限が無いこと。
1つブログ記事が出来上がれば終わりではありません。
その記事の順位が下がってくれば、リライトして再度上位表示を狙います。
これが、Youtubeの場合は
「一度投稿すれば修正することは基本ない」
というのが普通です。
そのため、新しい投稿にだけ目を向ければ良いのですが、ブログはそうはいきません。
何度もリライトする必要があるので
「一生終わらない作業」
に苦痛を感じる人もいるでしょう。
これは、ゴールのないマラソンのような感覚になる人も多いのではないでしょうか。
記事を書いてもすぐに結果が出ないから
記事を書いたとしても
「すぐに結果が出ない」
というのも、ブログの特徴です。
数日、場合によっては数ヶ月後に結果が出る(アクセスが有る)ということも珍しくないので、中々達成感に結びつきません。
脳の話でいうと、
「行動したのに、報酬が支払われるのが遅い」
という状態が、モチベーションに繋がらないとも言われているため、これが原因の1つでもあります。
正解がわからないから
ブログには、正解はありません。
強いて言うなら、今の状態では「Googleの考えのみが正解」です。
ですが、SEOでGoogleの正解を知ることができない以上
「正解かわからない記事を書き続ける」
ということになります。
前項の「結果が出るまでに時間がかかる」というのと合わせて
「正しいかもわからない記事を長期間書き続ける必要がある」
と考えると、面倒くささの理由が理解できそうですね。
将来上手くいくかもわからない
更に、この面倒くささを助長させるのが
「それだけやったとしても、稼げるかはわからない」
ということ。
人間は、損を嫌う生き物ですが、
「稼げるかわからない」
とう状態で作業をし続けられる人は少ないです。
これも、ブログの面倒くささと繋がっています。
後述しますが、私自身Webライターをやっていたときは、
「やったらやった分稼げる」
とわかっていたので、行動するのが億劫になることはほとんどありませんでした。
人生の中での優先度が低い
ブログが面倒くさく感じる理由の1つに
「自分の人生の中での優先度が低い」
という事が挙げられます。
多くの人は、ブログを本業ではなく副業として捉えています。
そうなると、本業を優先して、副業は優先度が下がります。
そこに、最近では「ワークライフバランス」が叫ばれる様になっており、
・家族との時間
・趣味の時間
を大切にする人が増えてきました。
そのため、ブログの優先度が更に下がっている人が多いのです。
優先度が下がれば、当然時間を取られることも「面倒な事」と認識するようになります。
文章を書くのに慣れていない
ブログでは、数万・数十万という文字を書くことになります。
しかし、文章を書くことに慣れていない人には、かなり面倒な作業だと感じるはずです。
私の場合は、本業がシステムエンジニアであるため、タイピングそのものに抵抗感が無いなどのアドバンテージがありました。
しかし、タイピングに慣れていない人(なんならブログのためにパソコンを買ったような人)からすると、記事を書くとういのは非常に面倒くさい作業です。
やらなくても誰も困らない
ブログをやる上で「強制力が働かない」というのも、面倒くさいと感じる大きな要因です。
サラリーマンで働いている場合は、多少面倒くさいと思っても、上司に言われた事はやらないといけません。
チームで仕事をしている場合などでは、自分がサボると周りに迷惑がかかるため、それが抑止力となって仕事を進められる事が多々あります。
しかし、ブログでは
「やらなかった所で、誰にも迷惑がかからない」
という状況から、サボりがちになります。
そして、一度サボってしまうと、次にやるときには更に面倒くさいと感じるようになるのです。
単調化すると飽きる
ブログの作業は、極論「記事を書く」というだけで良いです。
(そこにリサーチなどはあるものの)
そのため、段々と作業が単調になってくる可能性があります。
ジャンルによっては
「ただタイピングするだけで良い記事」
というものもあり、それが作業として単調化してきます。
結果、飽きてきて面倒に感じるケースも出てきます。
私自身、ブログは継続できなかったけどWebライターは10年近くできた
すこし触れましたが、私は過去ブログで何度も失敗してきました。
しかし、それを変えたきっかけが「Webライター」でした。
Webライターは、ブログとやっていることと基本的には同じで、それが
「自分のためのブログなのか」
「企業のブログなのか」
という違いしかありません。
特に、私がやっていた案件に関しては、ディレクターもおらず1人でブログを運営していました。
そのため、収入の入り方意外はブログと同じでした。
やっていることは全く同じ
「ブログ記事を作る」
にも関わらず、Webライターは10年近く継続して来たのです。
ちなみにブログは長くても2年程度。短いと1ヶ月で諦めたものもあります。
Webライターとしては、時期によって多少の波はあるものの、多い時には月に40〜50万円ほどの収入が作れるほどの作業量をこなしました。
当時1文字2円の案件をやっていたので、月に20万文字以上。
今のブログは平均して4000文字ほどだと思うので、毎月50記事書いている計算です。
毎日更新どころか、ほぼ1日2記事。
これだけの作業量をこなせていたというのに、自分で書いていて驚愕です。
それについて違いを考えていると、やはり
「Webライターは、記事を書いた段階で報酬を得られる」
「クライアントのOK = 記事の正解(一旦の)」
という事が大きかったと感じています。
ブログの場合は、稼げるかわからない・正解もわからない記事を書く必要がありますが、Webライターの場合は
「書いたら書いた分の収益はもらえる」
ということが確約されている状態での仕事です。
そのため、直接的に利益が得られる分、モチベーションも維持できたのだと思います。
記事更新を先延ばしにしないための10の方法
では、ここからは具体的に「ブログで継続をするため」に、記事更新の面倒くささを減らす方法について解説していきましょう。
ブログを報告し合う仲間を作る
1つ目の方法は、ブログの成果や作業を報告し合う仲間を作ることです。
私も現在は、Xでも活動をしていますが、このときにフォロワーさんの投稿で
「今日は1記事完成」
みたいな投稿を見つけると、
「自分もやらなきゃ」
と感じることが多いです。
特に、同じ時期にブログを始めた人には負けたくないという気持ちが出てきます。
(実際には、ジャンルも違うし結果が違うのは当然なのですが)
ちなみにこのときに、アクセス数などを指標にしてしまうとやる気が無くなる可能性があります。
それは、自分でコントロールできない部分が多いからです。
一方で、記事数や文字数で評価をすると、
「自分の頑張り次第で増やせる」
と感じられて、モチベーションも上がりやすくなります。
タスクを分解して少しだけでもやる
作業をする上で「面倒」だと感じることに関しては、
「できるだけタスクを分解して、少しずつでも手を付ける」
ということが重要です。
面倒くさいと感じている事の多くが、
「始めるまでが最も億劫」
だと感じませんか?
中には、すごく苦手な作業はやっている間中面倒ですが、それ以外のものは大抵
「始めてみたらそれほど面倒くさくは無い」
と感じます。
そのため、タスクを分解して
「スタートするうえでのハードルを極限まで低くする」
と、面倒くささが解消される可能性があります。
例えば、ブログ記事を作るにしても、
「1記事書く」
だと、タスクが大きすぎてやる気が出ない可能性がありますが、
「記事タイトルだけを考える」
程度の作業なら面倒くささが一気に下がりませんか?
この様に、タスクを分解して、できるだけ小さい単位で作業を進めると面倒くささがマシになる可能性があります。
毎日少しずつやる
人は、慣れによって「面倒くささ」が変わってきます。
慣れていることは、面倒くさいと感じないことは多く、
「靴を履く」
「手を洗う」
など、面倒くさいと感じずにできている事も多いはずです。
これは、作業そのものが簡単な事に加えて、慣れによる部分も大きく、慣れるためにも
「数を重ねる」
ということが重要になります。
そのため、毎日少しずつでも作業をしていくのが重要です。
短期の目標設定をする
長期的な目標設定も重要ではありますが、
「面倒くさくて行動できない」
というような場合は、長期目標よりも短期目標の方が良いです。
短期目標のほうが、先程の「タスクを分解する」という意味合いでもハードルが下がりますし、
「成功(目標達成)したか」
が、短期間でわかります。
そのため、面倒くさいと感じている作業は、短期目標を作ることで解消できる事も多いのです。
『理想の将来』を何度も紙に書き出す
私自身が最近やっている方法として
「理想の将来を紙に書く」
とういことをしています。
これは、何度もやって何度も同じようなことを書いています。
(特に同じことを書こうと意識しているわけではないです)
それはそれで意味があって、
「ディティールまで暗記できるくらい書けば、普段の生活で常に意識できる」
と考えているからです。
よく、流れ星に願えば叶う・・・という話の原理で
「瞬時にそれが言えるくらい常に意識している事は叶う」
と言われています。
それと同じで、毎日のように理想の将来を紙に書いていくと、段々と自分の望みが明確になったり、思わぬ発見があったりします。
これを続ける内に
「なぜブログをやらないといけないのか」
という事も何度も出てきました。
結果、やらないといけない理由が明確になり、モチベーションが上がりました。
何より重要なのは
「一時的に上がるのではなく、毎日書くから毎日上がる」
ということ。
ちなみに、この日記の中で
「PDCAサイクル」
も一緒にやっているので、次にやるべきことも明確になっています。
「やったこと」の記録をつける
目標を紙に書くことも効果があるのですが、
「やったこと」
を記録するのもオススメです。
これは、後から見返したときに
「これだけたくさんのことをやった」
という自己肯定感が上がることと
「これだけやってきたのだから、辞めるのは勿体ない」
と感じられる様になるからです。
結果、続ければ続けるほど、継続しやすい環境が整っていきます。
過去に上手くいった状況を洗い出して再現する
どうしてもやる気が出なかったり、億劫だと思うときには
「過去に上手くいった時の状況を再現する」
と面倒くさい作業ができる可能性があります。
例えば、部活などで面倒な筋トレなどができたのなら、それができた理由を考えます。
・毎日同じ時間にやっていたから
・誰かに見られていたから
・怖い先輩がいたから
などの理由があると思いますが、それと似たような環境を作ることができれば、面倒くさい作業もできる可能性が高いです。
すぐやれる環境を作る
作業の億劫さには「物理的なステップの多さ」も関連していると言われています。
例えば、筋トレをする時にも
・着替える
・歯を磨く
・ストレッチをする
・30分自転車で移動する
・ジムで筋トレ
となると、ステップが多くなって嫌になる可能性がありますが、
・ジャージで寝て、起きたらすぐ腕立て伏せ
なら、できそうな気がします。
この様に、物理的なステップの多さが面倒くささを加速させます。
そのためブログでも、
・スマホで更新できるようにする
・パソコンでブラウザをつけたら自動的にブログが立ち上がる
・夜にパソコンを開いて電源をつけるだけにしておく
など、物理的なステップを減らしておくと億劫さが減ります。
いろんな環境でできる様にする
物理的なステップを減らすと同時に
「ここでしかできない」
という限定的な状況を改善して
「いつでもどこでもできる」
という様にしておくのがオススメです。
私で言うと、スプレッドシートにネタをメモする環境や、出先でスマホで使えるブルートゥースのキーボードを買ったりしています。
そうすると、待ち合わせの30分で、カフェでブログを書くこともできるので、
「ちょっとした時間を有効活用して作業を進める」
ということが可能になります。
環境を変えて試してみる
環境を変えてみると、作業が思ったよりも進むことが多いです。
私の場合は、最近お気に入りが
「ワークスペース」
のような時間制で借りれるオフィスのようなところ。
利用者が基本的に「仕事をしている人」なので、かなり集中しやすいです。
図書館などのような勉強をしている人が多い環境も、集中してブログができる可能性がありますね。
この様に、環境を色々と変えてみると
「ここなら集中しやすい」
という場所が見つかります。
そうすることで、そこに行くこと自体が楽しくなったり、集中力が上がって億劫さがなくなることがあります。
まとめ
今回は、ブログが面倒くさいと思っている人向けに
・その原因
・改善法
を解説してきました。
1つでも試してもらえれば、今まで面倒だと思っていた作業が
「楽しい作業」
「思ったより気軽にできる作業」
に変わる可能性があります。
ですので、是非試してみて下さい。
また、このブログでは、ブログ運営に関する情報発信をしています。
これからブログを伸ばしたいと思っている人は、是非他の記事も読んでみて下さい。