ブログ記事を公開しても、なかなか検索順位が上がらない、読者の反応が薄いと感じることはありませんか?
もしくは、中々グーグルアドセンスの審査に合格出来ないなどの悩みを持っているかもしれませんね。
多くの場合、その大きな要因が
「内容の薄い記事」
ということです。
では、内容が薄いとは具体的にどういうこと?
この記事では、内容の薄い記事の特徴、確認方法、そして改善方法を詳しく解説します。
内容の薄い記事とは?
「内容の薄い記事」は、一般的に
「その記事から得られるものが何もない」
という様な記事です。
情報量が少ない
ブログ記事というのは、
「情報」
を提供するサービスです。
この情報が少ない場合は、内容が薄い記事と言われることが多いです。
例えば、コンビニに行って棚がスカスカで商品が置いてないと
「品薄だな」
と感じますよね。
ブログで言うと、「情報 = 商品」であり、情報が少ないことが品薄の状態であり、内容が薄いことにつながります。
独自性がない
独自性がない場合も、内容が薄いと言われることがあります。
文字の量は多いけど、その情報が
「どこのサイトでも書かれている内容」
だった場合、あなたのブログの存在価値はありません。
なぜなら、他のサイトを見れば同じ情報が得られるのですから。
場合によっては
「全て他のサイトにも載っているけど、その情報量や探しさすさが圧倒的に高い」
というサービス提供も可能かもしれませんが、基本的には記事の独自性を求めるべきです。
同じ事ばかり言っている
内容が薄いという中には
「情報も多いし、文章も長い」
のに、内容は薄いものも存在します。
その一つが
「同じ事ばかり言っているブログ」
です。
例えば、
「ブログではSEOが大切」
という情報に対して
「ブログを家に例えると、柱に当たるのがSEOです。
また、ブログを人生に例えると心身の健康に当たるのがSEOです。
また、ブログを学校で例えると5教科がSEOです。」
の様に、色々な例を書いたとします。
ですが、言いたいことは
「SEOが大切」
の1点のみ。
文字数はたくさんあるし、重複した内容ではない。
でも、言いたいことは1つだけと非常に少ない。
例え話自体は、読者がイメージしやすかったり、記憶しやすいなどのメリットがあるため、入れる方が良いです。
しかし、上記の様に色々な例を入れてしまうと混乱する上に、内容が薄い記事になってしまう可能性があります。
内容が煩雑
基本的に記事は
「1記事1テーマ」
で書くべきです。
記事の内容に、色々なテーマを詰め込んでしまうと
「内容が薄い」
と感じられる傾向があります。
例えば1万字の記事があったとします。
その記事の中で
・SEOについて:2000字
・最近の出来事について:2000字
・苺大福について:2000字
・住宅の選び方について:2000字
・人生について:2000字
という内容を書いたとすると、文字数は多いものの
「SEOについて」
は、2000字しかありません。
SEOについて知りたくて読んでいるユーザーからすると
「欲しい情報は2000字のみ」
となり、内容が薄いと捉えられます。
読者目線になると
1万字中の2000字を読む
よりも、この記事からSEOだけの内容の記事にして
2000字中の2000字を読む
方が、内容が濃いと感じるはずです。
この様に、1つの記事で扱うテーマが分散していると内容の薄い記事と感じやすいです。
読者のスキルレベルに合っていない
これは、内容そのものというよりも、
「誰が読むのか」
の問題ですが、読者のスキルレベルに合っていない場合、内容が薄いと判断されることがあります。
例えば、ブログをすでに10年やっている人に対して
「ワードプレスとは?」
みたいな情報を書いても
「それくらい知っている。今更言われても新しい発見はない」
と感じられるでしょう。
この
「新しい発見がない」
というのが、内容の薄さを測る1つの指標です。
知らない内容がたくさんあれば、新しい発見もあり、内容が充実していると判断でき、反対に知っている事ばかりだと内容が薄く感じられます。
これは、検索意図とも繋がってきますが、
「検索意図から大きく外れる = 内容が薄い」
という関連性があります。
検索意図についてはこちら

内容の薄い記事かどうかを確認する方法
では、自分の記事が
「内容が薄いか」
を判断するにはどうすれば良いのでしょうか?
コピペチェックツールを使う
1つ目の方法は、コピーチェックツールを使うことです。
おすすめのツールとしては、無料で使える
「CopyContentDirector」
というサービスです。
これについては、今後具体的な使い方はこちらの記事で解説してます。

このツールを使うことで、自分の記事について
「ネット上で似た様な記事がないか」
を調べることができます。
これにより「独自性」を簡易的に調べることができます。
競合記事と比較する
同じキーワードで検索した時の、競合サイトの記事を見てみるのも、良い方法です。
2つ(もしくはもっと)の記事を比較して
「自分の記事が一番わかりやすい」
「自分の記事が一番情報が充実している」
と思えるなら問題ないです。
しかし、そうでない場合は、記事の内容で負けている可能性があります。
そのため、記事のリライトをしていく必要があるかもしれません。
検索意図を満たしているか確認する
前項でお話しした様に、検索意図がずれている場合には、内容が薄いと感じられることがあります。
そのため、検索意図の振り返りが重要になります。
検索意図に関してはこちら。

マインドマップを作ってみる
自分の記事を改めて読み返してみて
「言いたい事」
「重要な事」
を、マインドマップにしてみると
「主張や情報が少ない割に、文字数が多いかも」
という様な気付きが得られることがあります。
マインドマップは、手書きで作成するのがおすすめで、書き出す間にも色々と気付きが得られるはずです。
また、自分の記事を読んでマインドマップにすることで
「客観的な視点で情報を整理できる」
というメリットもあります。
内容の薄い記事を改善する方法
では、具体的に内容の薄い記事を改善するにはどうすれば良いのでしょうか?
情報を追加し、網羅性を高める
最も簡単に記事の薄さを解消するなら、
「競合サイトにあって自分のサイトにない情報」
を、全て入れて網羅性の高い記事を作ることです。
もちろん、記事をパクるのはNGで、項目やテーマを参考にする様にしてください。
記事のパクリはこちらを参考にしてください。

そうすることで、自分のブログがどのサイトよりも多くの内容が入っていれば、それだけで内容の濃い記事が出来上がります。
他にも、検索意図に沿ったQ&A形式の項目を追加したり、関連するトピックを深掘りするなどの方法で情報の網羅性を高めていきましょう。
具体例やデータを取り入れる
特にノウハウ系のブログで活用したいのは
「具体的なデータや例」
です。
例えばSEO対策について書くなら、概念や一般的なやり方について触れるのは当然ですが、
「こういうやり方をして良かった(悪かった)」
という情報を入れる。
そうすることで、内容が深くなります。
これは、特に
「一次情報(見聞ききたものではなく、自分の経験や体験)」
という非常に価値の高い情報であり、内容の深さがグッと増します。
特に、それが大きな成功や失敗の場合、
・それに伴って生まれた感情
・読者も真似したい情報
・読者が同じ轍を踏まないための情報
も含まれている可能性が高く、読者にとっては非常に興味のあるものとなります。
記事の構成を見直す
記事構成を見直すことも、記事の内容を良くするのに役立ちます。
一度作った記事であっても、後から見ると足りない項目が見つかったり、
「記事を書いた当時よりもレベルアップしてるからこそ気付く内容」
があります。
この様に、後から客観的に記事を見て構成を追加するのが重要です。
特に、リサーチ対象をネット記事だけだった所を書籍にしてみるなど、リサーチ対象を変えてからリライトしてみると、新しい発見があります。
知り合いに聞いてみる・アンケートを取ってみる
もしも、自分の周りで記事のターゲット層の人がいれば、その人に読んでもらうのが、内容の濃さを上げる一つの方法です。
具体的にいうと、記事を読んだ上で
「ここってどういう意味?」
「〇〇って書いてるけど、注意点とかある?」
みたいに質問がくれば、それがそのまま記事に入れるべき内容です。
理想は、読者が必要な情報を全て記事に入れ込んでいる状態です。
なので、それを確認するためにも、記事を読んでもらうのが良いです。
また、知り合いにはターゲットがいなかったり、もしくは頼みにくいという状態であれば、クラウドソーシングサイトを使ってアンケートをとるのもおすすめです。
まとめ
今回は、記事の内容が薄い場合の対処法について書いてきました。
内容が薄い記事の場合、アドセンスの審査が通過しなかったり、検索上位が取れないなど、多くの弊害があります。
ただ
「内容の良い記事」
と考えても、その定義が曖昧で修正方法がわからない事もあるでしょう。
そのため、この記事でお話しした様な方法で、自分の記事を改善していってみてください。
このブログでは、ブログ運営に関する色々な情報を発信しています。
これからブログでアクセスの集めたい。
中々収益化につながらない。
という人は、是非他の記事も参考にしてみて下さい。