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【具体例あり】検索意図とは?SEO対策に役立つ検索意図の分析方法とおすすめツール

【具体例あり】検索意図とは?SEO対策に役立つ検索意図の分析方法とおすすめツール

SEO対策には、色々な物がありますが、特に抑えておきたい事の1つに
「検索意図」
という物があります。

この検索意図を無視してブログを作ると
「せっかく記事を書いたのに読まれない」
「なぜが平均滞在時間が数秒しかない」
ということが起こります。

もしもあなたが、こういった状況であれば、一度「検索意図」を見直してみても良いかもしれません。

私自身、元々は検索意図を考えずに記事を書いていましたが、意識するのとしないのでは、出来上がる記事がかなり変わりました。

ですので、初心者向けに検索意図を具体例を交えてお話ししていこうと思います。

検索意図とは?

検索意図とは、ユーザーが検索エンジンを使って情報を探す際に持っている
「本当の目的」
のことです。

読者の目的はブログを見ることではない

まず認識しておきたいのは、
「ブログを読みたくて見ている人は(ほぼ)いない」
という事。

「???」

ブログを読んでるのに、読みたくない?

意味がわからないですよね。

私も最初はそうでした。

そもそもですが、あなたがクッキーを作りたくてレシピを検索したとします。

で、クックパッドでレシピを見つけてクッキーを作ります。

ここで考えたいのは、あなたの目的は
「クッキーを作ること」
であって
「クックパッドを見ること」
ではないですよね?

もしもレシピや焼き時間を完璧に記憶していたら、クックパッドを見る必要はありますか?

ないですよね?

この様に、ネットで検索して情報を得る事は、一つの手段であって、それ自体が目的ではありません。

そして、そういう場合
「クッキーの歴史やクッキー発祥の地」
という情報は、必要ありません。

一方で、クッキーについて大学の課題で論文を書かないといけない場合(そんな場合はないかもしれないですが笑)

「クッキーの歴史やクッキー発祥の地」

この情報が重要であり、レシピ自体は不要です。

同じ「クッキー」という括りの記事であっても、検索する人の目的によって必要な情報は変わる。

これが「検索意図」です。

検索意図を無視した記事は迷惑

この検索意図を理解していないと、読者に不要な情報を提供する事になります。

例えるなら、めちゃくちゃ自社商品のPRをしてくる営業マン。

その商品の購入一歩手前の人なら、響く情報もあるでしょう。

背中を押してもらいたくて行ってる場合は、なおさら良いサポートになります。

それを、ウィンドウショッピングできた、商品に興味のないお客さんにしたら?

迷惑でしかないですよね?

場合によっては、二度と店に来てくれなくなる可能性さえあります。

これが検索意図の重要性なのです。

検索意図は、2個目のキーワード以降に隠れている

この検索意図は、多くの場合2個目以降のキーワードに隠れていることが多いです。

例えば、先ほどのクッキーの例。

「クッキー」
だけで検索した場合、イマイチ意図が読み取れない可能性があります。

しかし
「クッキー レシピ」
であれば、クッキーを作りたい人。

「クッキー どこの国?」
なら、クッキーの発祥を知りたい可能性があります。

「クッキー 小麦不使用 大阪」
なら、小麦粉を使っていないアレルギーフリーのクッキーを販売しているところが大阪に無いかを知りたいはずです。

この様に、最初のキーワードはどれも「クッキー」ですが、2個目以降のキーワードを見れば、その人が欲しい情報がグッと絞られます。

検索意図の種類

検索意図は、ある程度大別する事が可能です。

言うなれば、「人がネットで検索する理由」でもあります。

注意点としては、例として挙げるキーワードでも、モノによっては複数の意図が隠れていたり、キーワードの組み合わせ次第で意図が変わる可能性もある事は前提にしておいて下さい。

知りたい

情報として、「〇〇が知りたい」という場合に、読者は検索する可能性が高いです。

例えば
「〇〇とは」
「〇〇 一覧」
と調べる様な場合は、その事柄について知りたい人が検索すると考えられます。

行きたい・やりたい

行きたいややりたいの様に、体験をするための情報も検索される可能性が高いです。

この場合、
「〇〇 大阪」
「〇〇 鹿児島」
の様に、地名と組み合わさっていたり、
「〇〇 やり方」
の様に調べる事が多いです。

買いたい

商品の購入を検討している場合には、
「〇〇 口コミ」
「〇〇 比較」
「〇〇 メリット」
などの様なキーワードで検索される事が多いです。

この場合、具体的な商品名やサービス名が入る事も多いです。

問題を解決したい

何かの悩みがある場合に、検索する事も多いです。

これは、「知りたい」よりも更に深い欲求で、
「自分が抱えている問題を解決したいけど、それをする方法も商品やサービスで解決するのかもわからない」
様なパターンがあります。

例えば
「〇〇 治し方」
などの様なキーワードでは、その問題を解決したい可能性が高いです。

なぜ検索意図を考える必要があるのか

前項の様に、色々な検索意図がありますが、では
「なぜ検索意図自体を考える必要があるのでしょう?」

ユーザーが欲しい情報を提供するため

ユーザーが欲しい情報を提供する事が、ブログをやる上で最も必要な事です。

ユーザーが欲しい情報を与えなくても見てもらえるのは、
・アイドルなどの個人にファンがつく場合
・エンターテインメント系
などの数少ないジャンルでだけ有効です。

通常はユーザーが欲しい情報を提供してこそ意味があります。

すでにGoogleが検索意図を判断できSEO対策として必要

最近は、Googleがこの検索意図を判断して検索結果を出しています。

例えば、
「ハンバーグ レシピ」
で検索した時に、特定のお店のサイトが出てくる事はないですよね?

中には、有名シェフがやってるお店で
「〇〇で働いていた時代のレシピをアレンジして作りました」
の様に、「レシピ」というキーワード自体は入っている可能性があるのに、検索結果には出ていない。

これは、単にサイトの強弱だけではなく、Googleが検索意図も把握してる可能性が高いからです。

この様に、すでに検索意図を考慮した検索結果が出せるGoogleに対して、上位表示を狙う以上、検索意図が重要になってきます。

コンバージョンを上げるため

コンバージョンとは、ユーザーがサイトに来てから、商品を買ったりする確率のことを言います。

商品を購入しなくても、
「お問合せがくる」
「LINEに登録してもらう」
など、あなたがユーザーにしてもらいない行動をする確率とお考えください。

検索意図がズレていると、このコンバージョン率が下がります。

レシピを知りたいのに、お店の場所(しかも行けないような遠方)だったりすると、当然ユーザーは不満を持ちます。

そうなると、そこから商品を購入する可能性は低くなりますよね?

反対に言えば、検索意図をしっかりと意識した記事は、コンバージョンを上げられる可能性があります。

検索意図を分析する方法

検索意図を分析するためには、いくつかの方法があります。

Googleの検索結果を確認する

検索キーワードをGoogleで実際に検索し、上位に表示されている記事の内容を分析します。

基本的には、Googleの検索意図は正しく、その意図にあった記事を書くのが重要です。

ただし、ニッチすぎるキーワードや、ライバルがあまりにも少ないキーワードの場合、Googleも分析できるデータの少なさからか、検索意図がずれたものが出ることもあります。

サジェストキーワードを調べる

サジェストキーワードは、検索キーワードを入れて「空白」を入れると、予測で二つ目以降のキーワードが出てくる仕組みのことです。

この二つ目以降のキーワードの偏りによって、上位のキーワードの検索意図を推測する事が可能です。

例えば、「温泉 大阪」でサジェストキーワードを取得します。

そうすると、下記のような結果が出ます。

この場合、検索意図としては大きく分けると
「大阪で温泉が楽しめる所を探している」
「大阪で温泉があるホテルを探している」
「大阪から行ける近場の温泉を探している」

これくらいのパターンは見えてきますね。

このうち、どれが優位なのかなどは、更にキーワードの検索ボリュームなどを調べる必要がありますが、少なくともある程度の検索意図は見えてきます。

ここで注意したいのが、
「大阪で温泉を楽しみたい人」

「大阪から行ける温泉を探している人」
では、紹介するべき内容が一気に変わる事です。

前者は一緒に大阪観光をするための情報を載せれば良い可能性がありますが、後者は大阪以外の場所に行くので、大阪を紹介されても困ります。

なんなら、大阪もしくは関西に住んでいる可能性が高いので、余計なお世話ですって感じです笑

キーワードによっては、このサジェストキーワードにもっと偏りがあって、検索意図がわかりやすいものもあります。

関連キーワードを調査する

Googleなどで検索したときに、検索結果の下部に表示される「関連検索キーワード」も参考になります。

例えば、「厚生年金 金額」で検索すると下記のような項目が出てきます。

もしかするとあなたは「厚生年金 金額」で調べる人は、当然
「いくら貰えるのかを知りたい人」
と考えたかも知れません。

しかし、このキーワードを見る限り
「厚生年金でもらえる金額を知りたい人」
だけではなく
「厚生年金で支払う金額を知りたい人」
という逆のことを知りたい人も多いのではないかと予想ができます。
(もしくは反対で考えていたかも知れませんね)

この様に、自分的に「絶対こういう意味で調べている」と思っていても、それが違っている可能性や、
「そういう人もいるけど、逆に〇〇のパターンの人もいるかも」
という様に、推測ができるます。

QAサイトやSNSを活用する

Yahoo!知恵袋やXなどで、ターゲットキーワードに関する質問や投稿を調査すると、リアルなユーザーの悩みや関心が分かる場合があります。

これを調べることで、
「自分が今から書こうと思っているキーワードは、どういう悩みを持った人に読まれる可能性があるのか」
を調べることができます。

更に、ビッグキーワードから「意外な検索意図」を見つける際にも知恵袋が役に立ちます。

例えば、「副業 Yahoo知恵袋」と検索すると、下記のような投稿が最初に出てきました。

副業 Yahoo知恵袋副業 Yahoo知恵袋

普通に考えると「副業」と調べる人は、
「自分がすでに副業をやると決めていて、その稼ぎ方やどの副業を選ぶのかを調べたい人」
と考えるかも知れません。

しかし、こうやって調べてみると
「意外と、まだ副業そのものをするか迷っている人も検索するのかも?」
という新しい検索意図が見つかる可能性があります。

この場合、「副業 おすすめ」だとオススメの副業を紹介すれば良いと思いますが、「副業 バレる」などのキーワードであれば、
「まだ副業していなくて躊躇している人」
である可能性が高くなります。

この様に、知恵袋などのサイトでその検索意図を考え、そこから2つ目以降のキーワードを探してみるのもオススメです。

検索意図を分析できるおすすめツール

さて、検索意図に関する調べ方を見てきましたが、使ってきたツールについても触れていきましょう。

Google検索

最も多く使う基本的なツールとしてはGoogleの検索です。

前述の「検索結果の上位が検索意図である可能性が高い」という部分でもそうですが、サジェストや関連キーワードもGoogleを利用する事が多いです。

また、無料で使える上に使用制限も無いので、他のツールと比べても格段に使いやすいです。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、ブログ運営で役立つツールがたくさん用意されているツールです。

無料版と有料版があり、今回のサジェストキーワードを調べるだけなら、無料版でも使えます。
(ちなみに私は有料版も使っていますので、今後レビューしたいと思います)

Googleのサジェストキーワードとの違いは、表示されるキーワードの個数です。

Googleの場合、サジェストキーワードは10個程度です。

しかし、現在ラッコキーワードでは、数百・数千というキーワードが出てくる事があり、
「SEO」
で調べてみると1020件ヒットしました。

中には、全く関係の無いキーワードも含まれてるので、精査は必要になりますが、選択肢が多いということは
「自分が気付かなかった意外な検索意図」
に出会う可能性が高くなるので、非常におすすめのツールです。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、ブログを運営するうえで必須のツールで、無料で使用することができます。

このツールを利用することで、サジェストキーワード以外の関連性の高いキーワードを見つけることができます。

ラッコキーワードとの大きな違いとして
「ある程度検索数があるキーワードしか出ない」
ということです。

Googleが公式で提供しているツールだけあって、月間の検索ボリュームが見れるのが大きな特徴で、
「検索がほぼ無いようなキーワードは除外される」
ため、有力候補を厳選して表示してくれているイメージです。

ある程度検索数があるということは、そのキーワードの検索意図を絞っていく際に役立ちます。

例えば、先程の「温泉 大阪」のようなキーワードの際に、
「大阪で温泉を楽しみたい人」

「大阪から行ける温泉を探している人」
に大別したとして、

前者の検索数が1万
後者の検索数が100

のような場合、確実に前者を選ぶべきです。
(敢えてライバルが少ない方を選ぶ方法もありますが、その場合は更にキーワードを加えるのが一般的です)

この様に、検索ボリュームと照らし合わせることで、検索意図の優先順位をつけることができるのが大きなメリットです。

Yahoo知恵袋

先程も触れましたが、Yahoo知恵袋も非常に有力なツールです。

無料で使えますし、Yahoo知恵袋内での検索も可能です。

他のツールに比べると、補助的な立ち位置として使うことが多く、
「このキーワードの検索意図が全くわからない」
という際に使うのがオススメです。

まとめ

今回は、SEO対策で重要な「検索意図」について見てきました。

検索意図は、最近のSEOでは特に重要視されており、検索するユーザーの気持ちを理解することが重要です。

一度、すでに作成した記事に対して、この検索意図を確認してみると
「だから自分のブログは狙ったキーワードで上位表示されないのか」
という原因が見つかる可能性があります。

このブログでは、ブログ運営に役立つ情報を発信しています。

今のブログが全然伸びない。
収益化したいのにできない。

という人は、是非参考にしてみて下さい。

このブログ自体も、運営初期から現状を伝えることで
「初心者でも稼げるようになる」
ということをリアルタイム配信していきますので、是非そのあたりも参考にしてみて下さい。