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ChatGPTでブログはオワコンに?現役システムエンジニア目線で解説!

ChatGPTでブログはオワコンに?現役システムエンジニア目線で解説!

ブログは副業として非常に人気ですが、一方でChatGPTの登場によって
「ブログはオワコン」
と言われる事があります。

ChatGPTをはじめとする生成AIの登場で、Googleで検索するよりもChatGPTに聞くほうが早くて正確だと感じている人も多いです。

結果として、ブログというビジネス自体が成立しないと感じている人もいることでしょう。

しかし、ChatGPTが登場して市場の状況が変わる可能性はあるものの
「ブログがオワコンになる」
ということはないと考えています。

私自身は、システムエンジニアとして働いており、専門ではないものの一般の方よりもAIについては詳しいです。

そんな私が感じているChatGPTとブログの関係についてお話したいと思います。

ChatGPTの登場でブログがオワコンになると考えられている理由

まずは、一般的にChatGPTの登場でブログがオワコンになると言われている理由からお話しましょう。

そもそもGoogleで検索するという文化が消える

冒頭でも少しお話しましたが、ChatGPTの登場により
「Googleで検索する」
という行為そのものが無くなる可能性があると言われています。

例えば、
「京都でおすすめの観光地を教えて。予算は2万円以内で京都市内で宿泊して2泊3日での旅行を考えてます」
のような場合。

Googleで検索するなら
「京都 観光」
くらいでしょうか。

そうなると、本来欲しい「2泊3日」や「予算が2万円以内」という条件は、検索した後のサイトの中で指定する(例えばじゃらんなどで)ことになります。

一方で、ChatGPTにはこの文章のまま質問することが可能です。

この利便性の違いからChatGPTの方がGoogleで検索するよりも簡単だという認識を持っている人もすでにいるでしょう。

結果、Googleで検索する人が減るため、ブログがオワコンになると言われています。

AIによるコンテンツ生成の普及

ChatGPTをはじめとするAIツールの進化により、誰でも短時間で高品質な記事を作成できるようになっています。

そのため、手間をかけて記事を執筆するブロガーにとっては、競争が厳しくなると考えられています。

単純にライバルが増えて稼ぎにくくなるからこそ「ブログをビジネスで始めるのがオワコン」だと感じるようになると言われています。

検索エンジンのアルゴリズムの変化

Googleなどの検索エンジンは、AI生成コンテンツをどのように評価するかについて、まだ手探りな状態です。

今までは、ブラックハットSEOなど
「人とGoogleのいたちごっこ」
でルールが変わってきましたが、それに加えてこれからは
「生成AIとGoogleのいたちごっこ」
が始まる可能性があります。

結果として、Googleのアップデートが更に頻繁になり、生成AIの仕様変更も加わって、検索結果が乱高下して
「ブログで安定して上位表示 = 収益化」
が難しい可能性も出てきます。

情報の差別化が重要になる

ChatGPTが生成する記事は、既存の情報を組み合わせたものが多く、内容の差別化が難しいです。

一方で、記事の生成は簡単なので、ブログの記事の数は増える。

その結果、ブログ記事全体の価値が下がって、
「個人ブログは見る価値がない」
と世間的に認知されてしまうと、ブログがオワコンになる可能性があります。

ChatGPTの登場でブログはオワコンになるのか?

では、実際にChatGPTの登場でブログはオワコンになるのでしょうか?

冒頭でもお話しましたが、ブログはオワコンにはならないと考えています。

ただ、市場にいくつかの変化が起きることも予想されます。

ライバルは増える可能性がある

ChatGPTを活用することで、誰でも簡単に記事を作成できるようになりました。

「〇〇のキーワードについて記事を作成して」

と命令すれば、簡単に数千字のブログ記事を作成することができるようになりました。

結果、ブログに参入する人のハードルが下がり、ライバルが増える事が考えられます。

例えば、昔はブログはワードプレスもなく、簡単にスタートすることはできませんでした。

そのため、一部の芸能人や特殊な人だけがやっている状態でした。

しかし、レンタルサーバーの価格が安くなり、ワードプレスも簡単に利用できるようになったことで、ブログ参入のハードルは下がりました。

それと同じ様に、ChatGPTが登場することで
「文章を書くのが苦手だった人」
がブログに参入してくる可能性が高くなると考えられます。

記事の本数での競争は激化する可能性がある

ChatGPTが登場したことにより、記事の下書きを作ってもらうことが可能になりました。

その結果、新規で記事を立ち上げるのに比べて、非常に速いスピードで記事を作成できる可能性があります。

基本的には、新しい記事を1から作るよりも、できている記事をリライトする方が作成が早いです。

結果として、記事の本数の競争が始まると考えられます。

これまでは、1つのブログで1000記事もあれば、個人としてはかなり大きなブログであると考えられました。

初心者の場合は、まず100記事を目指そう!ということも言われています。

しかし、ChatGPTで簡単にブログ記事を作成できるとなると、
「最低でも500記事。頑張って2000記事は作ろう」
というような世界になる可能性があります。

実際、私は別のブログで試験的にChatGPTに記事を書いてもらっていますが、1日で6記事を新規で作りました。

ということは、月に180件の記事を上げることも可能で、毎日投稿でもハードルが高いと言われる現在の半年分の記事を1ヶ月で上げてしまえることになります。

加えて、記事の質が同程度であれば、SEO的には記事数が多い方が評価されやすいです。
(重複やペナルティがない前提)

これらを考えると、今後はChatGPTで記事の本数が劇的に増えると考えられます。

反対に全く記事の本数が評価されない可能性もある

前項とは逆に、Googleが
「記事の本数は大事じゃない」
と判断すれば、記事の本数よりも
「より高品質な記事か否か」
で判断される可能性もあります。

今までは
「記事の本数が多い = ブログ全体の情報量が多い = ユーザーの利便性が高い」
と判断されていたものが、
「少数精鋭の高品質記事を持つブログが良いブログ」
のように価値基準が変わってくる可能性もあります。

上位記事に上がってくるハードルも上がる

ChatGPTによって
「文章が下手な人でも、一定の品質が担保できる」
という状態になれば、当然ですがブログ全体のレベルが上がります。

そうなると、上位記事を取るのに苦労することになります。

加えて、画像作成の生成AIの登場により、簡単にグラフや表が作成できれば、更にブログの記事品質の平均が向上します。

ChatGPTが発展してもブログはオワコンにならない理由

では、なぜChatGPTが発展したとしても、ブログはオワコンにならないのでしょうか。

ChatGPTもインプットが必要

ChatGPTを始めとしてAIは、無から有を生み出しているわけではありません。

システムである以上、「意味を理解している」というよりは
「文章の組み合わせ的に違和感のないもの」
を作り出しているというのが実情でしょう。

そこにはインプットが必要で、ChatGPTのインプットはWeb上にあるテキストコンテンツになります。

ということは、ネット上に新しい情報がなくなってしまうと、これ以上ChatGPTが新しい概念や単語を覚えることはなく、今まで作ったことのある文章の言い換えばかりが出力される結果になります。

結果、どれだけChatGPTが発展したとしてもブログの需要は存在しますし、
「新しい商品や新しい情報」
に関しては、特にブログが重要視される可能性が高いです。

ChatGPTは体験をすることは出来ない

ChatGPTは人間のように実際に体験することができません。

これが人間との大きな違いです。

一方で、ネットで検索するユーザーは
「観光地に行った感想」
「商品を使った使用感」
など、リアルな体験や感想を求めていることも多いです。

結果として、ChatGPTの記事はジャンルによっては価値がない文章と判断される可能性が高いです。

人間の感情や価値観を反映した記事が求められる

ChatGPTは、色々な情報をインプットして
「より正しい情報」
を求める可能性が高いです。

一方で、検索しているユーザー目線では
「常に正しい情報が欲しい」
訳では無い可能性があります。

例えば、自分の意見と同じ様に考えている人の話を知りたいときに、正論ばかり言われても共感できません。

この様に、ChatGPTは正解の文章を作ろうとする一方で、そうでない情報を求めている人も一定数います。

これも、ブログがオワコンにならない1つの理由です。

ChatGPTに真似できないブログを書くコツ

ChatGPTの登場で、ブログ自体がオワコンになることはないと考えていますが、一方でChatGPTに真似できないような記事を作成する必要性はあります。

ここでは、ChatGPTに真似できないブログ記事を書くコツについてお話します。

オリジナルの体験談を交える

実際に体験したことや、成功・失敗談を交えることで、読者にとって価値のある記事になります。

特に、机上の空論ではなく失敗から学んできた経験は、同じような失敗をしている人にとって非常に参考になります。

そのため、ノウハウなどを書いていくことがChatGPTに真似できない記事であると言えます。

独自の視点や意見を加える

同じテーマの記事でも、筆者の独自の視点や考え方を盛り込むことで差別化できます。

特に、ChatGPTは「賛否のある意見」を書くのが苦手です。

様々な記事をインプットした結果、徐々に賛否の間を取って
「どっちつかずな意見」
になりがちです。

そのため、極端に賛成や反対の意見というのは、ChatGPTでは出せない個人の視点や意見となるのです。

最新の情報を積極的に取り入れる

ChatGPTの知識は学習時点のもので止まっています。

そのため、「最新の情報」は

1.Web上に掲載される
2.ChatGPTが情報収集する
3.ChatGPTで見れるようになる

という風に、タイムラグがあります。

しかも、現状の仕様だと無料版のChatGPTの場合には、最新の情報ではなく少し古い情報が出てくるようで、このあたりがブログをやる上でのChatGPTとの差別化になりそうです。

ChatGPTを活用して自分のブログを加速させる方法

一方で、ChatGPTを活用することで自分のブログ自体も一気にレベルが上がる可能性が出てきます。

ここでは、ChatGPTをブログに活かすための方法を解説します。

構成の叩き台を作ってもらう

基本的に人は、0から考えるよりも「すでにある物を否定・修正」する方がアイデアが生まれやすいです。

例えば、
「なんでも良いから好きなこと書いて」
と言われると何も思いつかない人も多いですが
「増税に対して思うことを書いて」
となれば、書きやすくなります。

人が文章を書く上では「制限」が非常に大切になります。

更に言うと、自分の記事では気付かなかった改善点が、「他人が書いた記事」を客観的に見たときには思い付くことがあります。

そのため、ChatGPTに記事の構成案を作ってもらい、それをベースに独自の視点を加えるようにすれば、構成の作成速度も上がり、且つよりレベルの高い記事構成を作ることが可能です。

例文を考えてもらう

記事を作成する際に、例文を入れることはよくあります。

例文を使うことで、読者により納得感を持ってもらうことが可能です。

そして、この例文を考える上でChatGPTは役に立ちます。

意外と別のことで例えるのは難しく、ChatGPTを活用して手直しをすれば、簡単に例文を作れます。

共起語や類似語を出してもらう

SEO対策として共起語や類似語を使うことはよくあります。

例えば、「SEO」というキーワードと一緒に使われる単語を使えば、周辺キーワードでの検索も狙える・・・ようなイメージです。

これらは、ツールを用いて調べることもできますが、ChatGPTは文章生成AIですので、こういった文章や単語を調べるのに非常に役立ちます。

記事のリライトを手伝ってもらう

執筆した記事の言い回しを改善したり、別の視点から書き直したりする際に、ChatGPTを活用することで時間を短縮できます。

例えば、記事をそのまま貼り付けて
「追加で入れるならどういう項目?」
と聞けば、その記事に追加する項目を考えてくれます。

中には、
「他の記事に書いているものやこの記事には不要な項目」
も挙げてくるかも知れませんが、そのあたりを自分でコントロールすれば、参考になる情報も多いでしょう。

まとめ

今回は、ChatGPTでブログがオワコンになるのかについて見てきました。

ChatGPTの登場によって、ブログ市場は変化しています。

しかし、依然としてブログというコンテンツ自体には多くの需要がありますし、ChatGPTには書けない記事もたくさんあります。

そのため、是非あなたにも「自分にしか書けない記事」を追求してもらいたいと思っています。

このブログでは、ブログ運営に関わる情報発信をしています。

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